「時間」という視点で考える地球問題や生き方
 書店でパラパラと中身を見て買う際には、
正直なところ余り期待していなかったのだが、
読み終えてみると想像以上に面白く、
ためになる本であるという感想を持った。


 本書は、
「おわりに」によると、
異なるテーマで著者が行った講演の記録をまとめて1冊にしたものとのこと。
確かに各章のテーマは、
ナマコ(著者の研究テーマ)(第一章)、
生物多様性(第二、
三章)、
動物・ヒト・社会の時間(第四章)、
子どもの教育とコンピュータの問題(第五章)、
老後の生き方(第六章)、
と一見ばらばらで何のつながりが?と思われるが、
「時間」という視点でくくるとすべてが関連してくる。
著者によると、
現代社会は、
車やコンピュータといった時間加速装置を駆使して、
速い時間を作りだしている。
また、
本来人間は生物学的には41.5歳が寿命なのに、
医療や上下水道、
様々な技術によって異常な長生きができるようになっている。
しかし、
そのためには莫大なエネルギーが必要になり、
そこから地球温暖化や生物多様性の減少を始めとした環境問題が生じているとのこと。
また生物としての時間より遥かに速く進む時間を生きなければならないが故に、
子どもたちの教育や能力の発達などにも大きな問題が起きていると捉えている。
このあたりは、
著者の大学教員としての経験も踏まえておりかなり説得力がある。
最後に老後の問題を取り上げているが、
この部分はかなり前向きで、
50歳以降はいわば生物学的には本来得ることのできない「おまけ」の人生をもらったのだから、
時間を自分の意思でコントロールし、
次世代のために役立つことに使おうではないかと呼びかけている。


 著者の口車にうまく乗せられている気もしないでもないが、
「時間」という視点で現在問題になっている様々なことがらを考えてみると確かに納得できる点は多いし、
解決策も探れそうに思える。
少なくとも、
自分で色々と考えるための多くのヒントを与えてくれる本であると言えそうである。
人間にとって寿命とはなにか (角川新書)

その他の感想

Miix2 8用に購入
専門家の診断を受け薬を飲むことが重要
法学部入学予定の新入生におすすめ
えらいぞ製作委員会、百万年無税
難しいんだけど、面白い!!
色合いがおしゃれ♪
安定感がありました。
黒執事オモシロイ・・・ってワイルドが言ってる・・・・
注いで混ぜたら1分待ってね☆
アニメ本編はほぼ見てないけど
正解でした♪
余り役に立ちませんでした。jQueryの紹介記事って感じです。
自分をもつということ
ただ素晴らしい・・
いつも有難うございます。
やはり、音が安っぽいかな
スプリンターの為のシューズ
アマゾンだから安い!ではない
ホットドリンクに最適
対戦ゲームです
冬は手に入りにくい
商品が届くのが早かったです。
ウインドアップジャケット
世界一セクシーなYeah!!
バネ棒はずし
寝ながらの充電は不安です。日中使用なら、コストパフォーマンスは、高いです。
就活学生も国会議員も読むべき良書
パリの兆児として持てはやされた藤田嗣治の生涯をたどる評伝
縦横比に問題あり(iPad Air/kindleアプリ)
とても楽しめます!
戻る