安保法案の内容がよくわかる
 安保法案の条文を読まなければ、
その内容を議論できない。
安保法案を読まなくても、
集団的自衛権の是非を議論できるが、
正確な議論にはならない。

 しかし、
条文を実際に読んでも非常にわかりにくい。

 もともと、
今回の法案が、
個別的自衛権を前提とした従前の法律に、
むりやり集団的自衛権の観念を持ち込んだために、
つぎはぎ的で厳密な整合性を欠いている。
後方支援の内容が拡大され、
従前の武力行使との一体化を避けるための歯止めがなくなっている。

 武器使用、
武力行使の定義がない。
武器は、
ミサイルや戦車を含み、
武器使用と武力行使との違いが法文上明確ではない。
 
 「武力攻撃」の定義は日本への武力攻撃であり、
この定義規定は改正法案でも維持されている。
存立危機事態は、
密接関係国への攻撃であり、
従来の日本への攻撃を想定した法体制を根本的に変える。
密接関係国は、
今後、
いくらでも拡大可能である。

 自衛隊法では、
その任務が、
「武力の行使に当たらない範囲」(3条)とされているが、
今では、
公然と武力行使の要件が議論されている。
武力行使の最小限という要件(国会答弁)は、
条文上は出てこないのでは? 法律に武力行使の定義がないのは、
憲法との関係で、
定義ができなかったからだろう。

 条文を丹念に読めば読むほど、
いくらでも疑問が出てくる。


 この本は、
安保法案の内容をわかりやすくまとめてあり、
法案の内容がよくわかる。
ただし、
これは、
法案の条文を読む場合の理解の手助けになるという意味であって、
条文を読まなくてよいということではない。

 安保法案が出る前に書かれた本や、
集団的自衛権に関して抽象的に論じた本は多いが、
時間的な制約から、
具体的な安保法案について書かれた本は多くない。


 現時点では、
法案の内容をもっともわかりやすく解説した本だろう。
安保関連法総批判  憲法学からの「平和安全」法制分析 新・総合特集シリーズ(別冊法学セミナー)

その他の感想

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