よくまとまっています。さすが数研出版

数学1A+2Bのセンター対策をコンパクトにまとめています。

これ一冊にセンター必出の数学公式とその例題がのっています。

実践問題には、
指針としてヒントが巻末に示されています。
すぐに答えを見るのではなく、
解法のポイントを確認してから自分で考えて解いてもらおうという著者側の配慮がありがたいです。
できなかった場合のフィードバックの仕方なども丁寧に書かれているので、
本のサイズに比較して内容は充実しています。

「素早く解く」というコーナーが随所にあるのですが、
これが少し得した気分にさせてくれます。

白チャートや青チャートの基礎例題とＥＸを全部こなしてしまえば、
センター対策はそれで充分なのですが、
何しろ両方とも分厚いです。
ちなみに緑チャート（数学1Ａ+2Ｂ）のページサイズは、
白チャートに対して２３％、
青チャートに対して２１％となっています。

ですから時間のない受験生は緑チャートで試験に出題されるパターンを一気に進めて、
このテキストをじっくりとやり抜いていけば達成感を得られると思います。

それで、
時間に余裕があってさらに問題を解いてみたいということであれば、
他のテキストを使ってみればよいのではないでしょうか。