低山日帰りから縦走まで（但し、3シーズン）

　私は、
登山を始めたのが2013年8月。
もうすぐ２年になる初心者です。

　足は、
やや幅が広く甲は高めで、
モンベルのツオロミー旧型では28.5cmで幅が余り、
ザンバラン フジヤマの45でやや甲がきつく踵が余りますが、
本製品の28.5でジャストサイズです。

　結論から言うと、
本製品は、
近所の低山から（軽い）縦走まで幅広く使える登山靴です。
最初の１足としても適しているのではないかと思います。


　このスティーンズサミットアウトドライは、
店頭で足を入れると柔らかい印象があり、
入門者でも違和感なく履ける感じでした。
しかし、
塔ノ岳（丹沢山塊）と岩がゴロゴロしている蓼科山を登ったところ、
ソールがなかなかなしっかりしており、
岩場や重い荷物を背負った山行にも耐えるようです。
さすがは、
カラサワの上位モデルだけのことはあります。

　ソールがしっかりしているのに感触が柔らかい理由は、
足の甲に当たるベロ（タン）がソフトであると同時に、
インソールにコストがかかっているからだと思います。
インソールは、
かかと部分に柔らかいゴムが配置されるなど、
ハイブリッド構造です。
足の裏の痛みを防ぐためのツボ刺激用突起まで付いています。

　これから登山を始めようとする人も、
長く色々な登山をすることを視野に入れれば、
安価な入門モデルよりも、
こちらを購入した方が、
結局はお得だと思います。
低山日帰りから、
八ヶ岳のように石の多い山での小屋を使った縦走まで、
体重８０キロ以下の人なら、
これ一足で間に合うでしょう。

　アキレス腱の周りから砂が入りにくいようにスカートが付いているので、
下り時に砂が入りやすい富士山にも向いています。
但し、
前から砂が入るので、
スパッツはお忘れなく。

　なお、
タンが柔らか目なので、
本格的なアイゼン装着には向いていません。
残雪や雪渓などで使う６本爪の軽アイゼンまででしょう。

　価格は、
Amazon等で安くなることもあるようです。
コストパフォーマンスは抜群でしょう。