猫好きじゃなくても、こころ揺さぶられる1冊

どちらかという犬派、
かつ、
ペットにはあまり興味のなかった私も、
電車の中で涙する本です。

色んな猫達とのストーリーに、
色んな人間達が関わっていますが、
それぞれの命にそれぞれのストーリーがあり、
どの話にも、
愛情深く命に向き合う人たちがでてきます。

猫、
というだけでなく、
不条理な状況に向き合う一つの命、
それを守るための仕組み、
システムを確立することが大切だと、
深く感じさせられました。

またそのシステムを、
ビジネスとしても成り立つ仕組みとして構築することで、
永続的な活動として続けていくことを可能にしているのだと感じます。


著者の松村さんは不動産マーケットや不動産研究の第一人者のおひとり。

うまく不動産とを関連づけながら、
猫の居場所・土台づくりの可能性を示唆。
猫との幸せな暮らしを提案しつつ、
空き家対策などの不動産の問題解決としても、
展開できる、
そんなシステム提案がされてると感じました。


本を閉じた時に、
自分が出来ることを探してみたくなる。
猫好きの友人やそうでない身の回りの大切な人に、
オススメしたくなる一冊です。