「飢え」が中世に変革をもたらしたのか
 中世、
室町時代前期は格差社会であると著者はいう。
そこを大飢饉が襲った。

 四代将軍、
足利義持の時代。
年号は応永。
社会は、
公武のせめぎあう狭間に「室町期荘園制」という安定期を迎える。
地方の富は荘園領主たる公家・寺社勢力、
あるいは守護をはじめとする武家によって確実に収奪され、
首都・京都に集積されていた。

 政権内では、
高価な付け届けが応酬され、
要人は宴席と仏事に明け暮れている。
飽食と享楽の世界。

 一方、
地方は慢性的な貧困と低生産にあえいでいた。

 著者は室町人の深刻な日常を映しだすエピソードを紹介する。
そのうちの一つ。

 中世、
古米は新米に比して高値であったという。
なぜか。
それは「古米の方が膨れて量が多くなり、
おなかがいっぱいになる」からではないかという。
「炊くと増える」から古米の方が高い。
これは現代に生きる我々にとっては想像すら出来ない話。

 富の蓄積の乏しい地方を、
天候不順による大飢饉が襲う。

 飢えた人々は流民となって京都に流れ込み、
過密状態になった首都では疫病が流行。
餓死者と疫病による死者で都の路地は死体で埋まる。

 人々は富が集積されている京都を目指した。
持たざるものは、
「有徳人」、
すなわち持てるものに「徳」、
つまり施しを求めた。
が、
膝を屈して恵みを請うたわけではない。
それは時に暴力的になるほどエネルギッシュに、
「徳」を求めたと著者はいう。

 やがて、
それは形を変え、
「徳政一揆」となり中世社会を揺るがすことになる。

 また、
大飢饉のなか、
人々は地域社会としての結束を深め、
日本社会の基盤を形作ることにもなった。

 本書は、
もと2008年の出版で、
今年(2011年)に再版。
いまこそ歴史に学ぶ秋(とき)。
大飢饉、室町社会を襲う! (歴史文化ライブラリー)

その他の感想

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