アメリカ公民権運動の引き金を作ったRosa Parksの思いなどをつづった英語読本

Penguin Young ReadersのLevel 4
語数　1,700　　　　　　　　　YL 1.6

アメリカ公民権運動のきっかけを作り、
「公民権運動の母」と
も称されるRosa Parksの思いや行ってきたことなどをつづった
英語読本です。


アメリカ南部の各州には、
人種分離法が施行されていた1955年
12月のこと。
帰宅するために市営バスに乗車していたRosa Parks
の前に、
席に座れない一人の白人男性が立った。
当時、
バスの
前部は白人専用、
後部は黒人専用、
中間部は白人がいない時に
限り黒人も座っていいという法律になっていた。


中間席に座っていたRosa Parksに向かって、
運転手が席を譲る
よう注意を促したが、
Rosa Parksはこれを「立つ必要はない」
と判断して拒否。
警察を呼ばれて逮捕にいたってしまう…。


これに怒りを覚えた黒人が、
各地で集会を開き、
バス乗車の
ボイコットを決める。
そして、
次第に公民権運動につながって
いき、
Martin Luther King牧師などの偉大な指導者の誕生を
見ることになる。


理不尽なこととは思っていても、
当時のような抑圧的な雰囲気
の中、
それを口にし、
行動を起こすことがいかに勇気がいり、

また危険な行為だったのか想像に難くない。


日本の英語教科書などでもたびたび取り上げられるRosa Parks
の生い立ちから公民権運動への思いや行動などを知ることが
できる本です。