木造２階に洗濯機のパン設置のときにもう必需品となっています

　もう３回ほど、
本製品を使いましたが、
安いわりには比較的しっかりした構造になっており、
メンテナンスも一応楽な方です。
ただこういうものは２０年以上はもってもらわないと意味がないので、
耐久性を評価するには20年かかります。
本製品で結構問題になるのは、
長期不在で洗濯機を使わないとき、
排水トラップの汚水が蒸発し、
雑排水管の悪臭が部屋に時々上がってくることです。
もう少しだけトラップの体積を増やしてもらえれば、
助かりますし、
耐久性を確固なものとするためにもっと肉厚なプラスチックでもよかったかもしれません。

　
　初めて使う方は、
何枚も薄いパッキンがいろいろ付いているので、
分解するときは説明図を見ながら、
丁寧にしなければ混乱します。
私の場合、
木造アパートの２階に洗濯機パンを室内に設置という必要性があったので、
予算の制限もあり、
本製品しか選択肢がありませんでした。
縦に排水パイプをつける、
“縦びき”のものもありますが、
２階の場合は床下の空間がぎりぎりのことが殆どなので、
通常は本製品を使うはずです。
ただ本製品を2階でそのまま使えるわけではなく、
排水管の勾配が非常にとりにくいため、
どうしても洗濯機パン全体の高さを１０数ｃｍから２０数ｃｍ程度まで上げるために独自にその高さの台座を制作しなければなりません。
その台座の上にパンを乗せ、
その穴に本製品を設置することになります。
最初の２階へのパン設置は２０ｃｍの高さとなりましが、
２回目は半分の１０ｃｍで済みました（参考写真あり）。
１階は床下に十分な空間があったので、
パン自体の高さであり、
いずれにせよ、
本製品使用には床下空間をまっさきに考慮しておく必要があります。


　洗濯機パンの制作は、
排水、
給水、
電源コンセントと３つをそろえなければならないので、
全部を一人でやるとなると、
床板はがしもあり、
大変な作業です。
しかも２階での作業は、
狭い床下（１階から見れば狭い天井裏）での作業であり、
ふつうは床工事と一緒のときしかやれません。
ただし、
順序よくやれば、
何とかなります。