深みのある一冊
「いのち」とはどこにあるのか。
西洋哲学や仏教思想、
そして著者が暮らす群馬県上野村に残る共同体的な思想を交えながら、
「いのち」のありかに迫っていく本書。
「関係のありようとともに多様な「いのち」が存在する」という著者の考え方は、
「存在の空虚さ」という現代社会の課題を新たな視点から浮き彫りにする。
本来多様なはずの「いのち」のありようが、
貨幣的関係に一元化された結果、
「景気が悪くなると自殺が増える」といったような悲惨な連動を生み出しているとも言えるのではないか。
そして「江戸幕府」と「明治政府」の思想的共通性を指摘する独自の視点も、
私たちの生きる社会を大きく変える「革命」の意味を再考させずにはおかない。
また、
「共同幻想」と「共同想像」の区別も、
僕にとっては新鮮な対比で、
またひとつ新しい視点をもらえた気がする。
「いのち」の捉え方が、
社会の形成と不可分に関わっているということを意識すれば、
僕たちが向かうべき社会の方向性も少しは見えやすくなるのではないか。
昔の人が感じていた「いのち」とは、
いったいどんな深みを持ったものだったのだろう…と読む人に想像させずにはおかない、
実に深みのある一冊である。
いのちの場所 (シリーズ ここで生きる)

その他の感想

予想以上のクオリティ
非同一性の哲学
夏だ Tシャツだ ヘインズだ!
失敗★急いでいたのにがっかり・・・。
サビました
手元に置いて
安心の一冊
「実家」を相続するに当たっての相続人の心構え
炸裂だ!
司法試験にも十分使える。
ゆっきん
いいわあ、この絵本。
変わってない。
高さ調整
白い粉、残念!
プライム会員限定って?
再販されたようですよ
ソフビと比べてみて
一寸休憩中
フィットしない。
写真通りの色でした
カッコイイけどあまり仕事出来ない君
伸びの良いミンクオイル
入門書なんですが、そこそこ濃いですね。
とっても安全でした。
絶対に、なんか飲みながら読むな
賛否別れていますが
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使えます!
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