旧版を加筆訂正し、「性」と「愛」を増補した古代ローマ時代風俗書
2005年刊の単行本「古代ローマ生活誌」(NHK)を加筆訂正し、
「性」と「愛」の章を増補した文庫本古代ローマ時代風俗書である。
なお、
「性」は、
いわゆる性風俗の話ではなく、
ジェンダー論である。
後述。

著者には2004年に、
共著で、
「古代ローマを知る事典」(東京堂出版)を出している。
この本(以下「知る事典」)は、
前半が、
古代ローマ政治史、
官制等で、
後半が生活と社会であり、
著者は後半を担当し、
項目等は本書(今回の文庫本)と共通する部分が多い。

全体に関する私的感想(誤解、
無理解あればご容赦)
●内容豊富で、
よくまとまった本である。
一次資料も、
適量に引用されている。
一番引用の多いのはユウェナリス「サトゥラエ 風刺詩」である。

●生活風俗については、
広い範囲にわたって記載されているが、
官制、
政治体制、
公的生活については、
ほぼカットされている。
軍隊についても同様。

●図・写真はちょっと少ない。
たとえば、
「衣服」の章は一枚もない。
読者サービスとしてはあったほうがよいと思うが。

●「知る事典」後半は、
落ち着いた、
感情に走らない、
上品な印象を与える本だった。
本書も基本的にはそれを受け継いでいるが、
読者サービスを増やした部分や、
熱くなった部分もある。
前者は、
たとえば、
12章では年金不安や、
認知症等の現代的問題について書かれている。
後者は、
ジェンダー視点からの指摘が強くなったことである。
(たとえば、
14章、
21章)。
婦女後見や、
女性教育の話は「知る事典」にはほとんどない。

●10章「結婚」に、
処女妻を初夜に迎えた時、
アナルで済ませることも多かったと書かれていて、
ドキッとするが、
これもあくまで、
ジェンダー論として出されている。
つまり、
子宮の保護という目的と、
挿入しない性行為は男性の恥という、
至上主義によるものとされている。
(この議論に乗ってしまうと、
新妻に、
最初に男性絶対優位を教え込むには、
アナルのほうが効果的だったということだろうか)。
古代ローマの生活 (角川ソフィア文庫)

その他の感想

レビューするまでもないでしょう
コネクターの造りがイマイチ
品質も良いがお店の対応もよい
発展編と呼べない。基礎編である。
沸騰式はいいです
”告別”という詩が最高です
イイ出来です
たのまれて
普段使いには十分だが発熱は高め。
JUJUはカバー集も秀逸
ディーゼルエンジンの基礎知識がわかる良書
これまでの著者の教則本とは、ひと味違う。
リフト・オフに目頭が熱くなる
便利でヘルシーでおいしい。
さり気ない
面白い、面白いけど6.5話どこいった?
ASKAは文章もうまい
取替用としてはコスパが適切
キレイ!癒されます。
合格できました
スライス フック の悩み
とっても便利〜♪
木製、良いです。
早い者勝ち!
片岡沙耶さんの表情が素晴らしい
カビが・・・!
文句なし!スバラシイの一言!
新進気鋭の学者による異色の組織論
戻る