人類34億人以上が「聖書ストーリー」に関係する宗教の信者とか。
著者は「聖書ストーリー」というものを基礎において、
古代オリエント、
メソポタミアの地域に興った宗教を解説している。
その「聖書ストーリー」というものが、
旧約聖書・新約聖書、
+「何か」という具合に定義されていて、
とてもわかりやすい。
あとがきで、
早稲田大学の創造理工学部で行った講義がこの本の基のひとつなので、
理工系の「頭に」なにか因果関係のプロットが必要と、
「聖書ストーリー」を軸にすることを思い立ったと書かれている。
そのおかげか、
内容はとてもスッキリしている。


例えば、

2世紀:ローマで成立したマルキオーン主義は旧約聖書を切り捨てて「新約聖書」の結集。

2〜3世紀:地中海世界「原始キリスト教教会」は、
「旧約聖書」+「新約聖書」の図式で確定。

3世紀:マーニー教は「新約聖書」+「マーニー教七聖典」
7〜10世紀:ムハンマド・イスラームは「旧約聖書」+「新約聖書」+「クルアーン」
8〜10世紀:シーア派イスラームは「旧約聖書」+「新約聖書」+「クルアーン」+「歴代シーア派イマームの言行録」

最終的に、
サーサーン朝ペルシャ帝国の国教であったゾロアスター教が、
『創始者ザラスシュトラが「聖書ストーリー」の中の預言者であった』という説を受け入れた時が、
「聖書ストーリー」の東方全域の支配の完成とされる。
「聖書ストーリー」をユダヤ教の苦難の歴史までとするか、
イエスが神の子であるとして完結するか、
ムハンマドをエンドとするかは、
各人の考え次第であるが、
もうこれ以上のエンディングは生まれ得ないであろうと言うのが結論だ。
そして神話が宗教になるには、
神話と現実を結ぶ象徴が必要であるらしい。
イエスとかムハンマドとかザラスシュトラなど現実の(?)人物が。
また、
キリスト教というと往往にして西洋をイメージしてしまうが、
「聖書ストーリー」はメソポタミアで生まれたのであり、
その点を抜きにして聖書を理解できないと思う。
そしてその思想は、
政治的権力者の支配する地域の位置関係にも影響されているようだ。


概説なので一般的知識に終わっているとも言えるが、
とにかく門外漢であるわたしにとっては、
いろいろな宗教の位置関係がスッキリわかった。
古代オリエントの宗教 (講談社現代新書)

その他の感想

働く一人暮らしの強い味方
いいんじゃないかな!
未だにプロダクトコードかよ!
FC不如帰を作った監督が監修したソフトウェア
生地がなぁ…
内部縫製も丁寧で良質な商品という印象です
次世代のワックス
ワンポイントのオシャレに
「ゴボゴボ」音が解消!
ネット、ちょっと弱いかな
疲れてむくんだ足のリラックスに!! 足湯をおすすめします!!
カード規格通りの性能の製品
ちょっとした時に使えそう
630、235で使用。タッチパネル可。
即効性はありませんが、良書だと思います。
カメラの持つ「ものがたり」を伝える一冊
ターボジャム以外でもOK!
親子で一冊購入をお勧めします。
Z12キューブに使用
声質がなんともいい
色や履き心地はいいけど暖かさは…
安くて実用的な、テニスグリップテープだよね。
最高作‼︎
冬に使用すべき品
読者の仕方を教えてくれます
Blu-rayの映像はやはり綺麗!
大人の女性向き^_^
値段相応の商品です、普通に使えます。
目当てのものが安く買えました。
スヌーズが無いっ!!!!?
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