弱者の側に立つ経済学者の鋭く温かい言葉
2011年のウォール街占拠の若者たちのスローガン「我々は99%である」はスティグリッツの「アメリカの人口の1%が富の大半を支配している」との発言に基づいている。
それほど大きな影響を与えたスティグリッツの最近の論文、
コラムをテーマ別に編集したのが本書である。


ここでは従来のスティグリッツの主張が明快に、
かつ縦横に語られている。
アメリカではカネが途方もない力を持つ。
そのためにアメリカの政治制度では経済的不平等が政治的不平等へ変換されており、
政治的不平等の拡大が経済的不平等を拡大させるという循環に陥っている。
つまり、
巨大な格差が政治的に作られていることをスティグリッツは告発するのである。
とりわけレーガン、
ブッシュが富裕層の側に立って政治をゆがめ、
差別と格差を拡大したと指摘する。
オバマも金融セクター擁護の政策に手を貸していると追及する。
ピケティは資本主義において格差は経済の法則によって生まれるとするが、
スティグリッツは政治が格差を生み、
拡大したと主張するところに特徴がある。
クリントン政権で経済諮問委員長や世界銀行副総裁を務め、
政権の事情にも通じているスティグリッツの発言だけに説得力がある。
そして、
解決策として、
富裕層への課税と弱者への社会保障を強化し、
教育、
技術、
インフラへの投資の拡大を提案している。
それが明るい未来を築く鍵であると言う。


スティグリッツは、
50年以上前から格差の問題に関心を持ち、
研究に取り組んできたことが明かされている(第2部 成長の黄金期を振り返る)。
彼はインディア州ミシガン湖南岸のUSスチールの城下町ゲイリーで生まれ育った。
そこでは失業率が高く、
差別と貧困が横行していた。
その悲惨な現実に接してスティグリッツは大学院への進学を物理学から経済学に変えた。
その頃にキング牧師のワシントン行進に参加して大きな衝撃を受け、
彼は人種平等の闘いにのめりこんでいく。
当時の経済学の主流が市場経済の効率性を崇拝し、
市場に格差や差別が存在しないことを主張することに対して、
スティグリッツは猛然と反駁した。
MIT大学院での彼の博士論文は「不平等の原因の理解」であった。
以来一貫して弱者を擁護し強者と闘う彼の立場は今日まで変わらなかったのである。
世界に分断と対立を撒き散らす経済の罠

その他の感想

正統に進化したプレミアムモデル
リサイタルならではの迫力。
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わお!
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