美しき分析哲学。
所謂コンチネンタル系哲学と比して、
まあなんてスッキリ・バッサリとして綺麗なのだろう、
という哲学。
クリアな散文が並び、
壮大な観念がトグロを巻くような文章がない。
性能の良い箒でサッサッとゴミ思考を片付けてしまうような。
果たしてそれらが真実ゴミなのかは私には分からないが。
ゴミの中には「人生論」とか「存在論」みたいなのも入るのである。
ラッセルにとってこれが哲学であった、
ということ。
「確実な知識」とはそもそも可能なのか、
という「知」を巡る認識論の世界にシロートを導いてくれる内容になっている。
確実な知識の追及よりも、
不備だらけの知識のままでどのように生きるか、
という人間臭い領域に関しては、
「そんなアドバイスは哲学の任務ではない」と峻厳な横顔を見せるような空気が見事だと感じる。
だから分析哲学は一部で毛嫌いされるが、
このクールさが個人的には気持ちが良い。

ラッセルは当時自分より遥かに無名だったフレーゲに言及することによってフレーゲを有名にし、
後に自分の論敵となるウィトゲンシュタインという怪物を見出して世に放った。
後年、
その弟子の影になってしまったが、
ウィトゲンシュタインはラッセルの比類のない文才を羨み続けた。
逆に、
物書きとして優秀過ぎて、
著作が多過ぎるような印象もあるが。
大衆向け啓蒙本みたいなものまで書いていて、
謎の器用さを持った人だ。
哲学界では綺麗に無視されているが、
ノーベル文学賞を獲っている(何で獲ったんだろう?)。
ラッセルのライフワーク『数学原理』はとてもじゃないが読む気になれない、
という方には絶好の分析哲学入門書。
美しい英語とはこういうもんですよ、
というお手本にもなる。
The Problems of Philosophy

その他の感想

VTR250前期に使用
セカンドピアスに最適
いいものですよ
プーマ サッカーシューズ
小さいサイズはこのセットで全て補える
胡散臭い
耐久性が・・・(追記)
現在最安価な中判カラーネガ
10個は丁度いい個数
彰が可愛い
口径から、使える機種は限定されるが箱自体は価格以上の出来
カブ110にて使用
家庭用レベルでは不要です。
超ほっこり系
面白いほど身につく〜
購入がラクでした
インクジェットにも、レーザープリンターにも使えます
鵜呑みにしなければ。
自然体
アメリカのファッション業界の構造も分かってしまうすごい本。
熱がこもりやすい
この本を読むことで、一体、どれだけ多くの方が救われることでしょうか。
レイヤリングが重要
キレイな動画の撮れるデジカメ
具体的で分かりやすかった
お金の運用の素人なので、おもしろいという読後感と得したなというお得感が味わえました。
コーエン兄弟コンビによる記念すべき第一作(の再編集版)。
用途によって使い分けるべきです。
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