数学ほど自由で面白いものはない。
 2001年に3冊組の単行本として刊行(2006年に文庫化)された、
小学生向けの数学読本「はじめまして数学」の中身を一部リニューアルし、
1冊にまとめた本。
本文の全ての漢字に読み仮名が振られている。


 約560ページと分厚い本書、
3部70章構成となっており、
「自然数」から「整数」へ、
そして「有理数」へ、
と数の世界を広げていきながら、
数のもつ性質を調べていく。
怖るべきは、
同じ著者による大著『虚数の情緒』の「自然数」「整数」「有理数」パートもこの本には及ばない、
というところ。
つまり、
「小学生向け」のこの本の方が優れているのである!

 本書の(一見ヘタウマの)遊び心溢れるイラストが実に良い! 数学に関しては素人であるイラストレーターが本文の内容を理解した上で自由に発想を膨らませて描いたイラストは、
数学という一瞬身構えてしまいそうになる世界で肩ひじ張らずに気ままに遊ぶ楽しさをよく伝えてくれている。
数学の一番良いところは「自由」なのに、
一般には「もの凄く窮屈なもの」と思われているだけに尚更。


 「大人のための数学再入門」的な本を何冊も読むと、
実は扱われている内容はさほど変わらないことに気付く。
ところが、
その面白さは本によって驚くほど違う。
大事なのは、
「何を扱っているか」ではなく、
「どのように扱っているか」なのだ。
その点、
著者は抜群に巧みで、
子供向けに書かれた本書を大人が読んでも構わないと思う(内容も小学校算数に限定されているわけではない)。
「もう知っている」と思ってゾンザイに扱っていたものをジックリ観察してみると、
意外と多くのことを見過ごしていたことに気付く。
見飽きていたハズの街並みの見たことのなかった風景に思わず息をのむ。
こんな面白いことが他にあるだろうか?

 考えてみると、
本書の厚みと重さは小学生の手にはキツいかもしれない(3.5cm、
0.9kg程度)。
「気楽に手に取って読める」という意味では、
3冊組のままの方が良かったかもしれない。
はじめまして数学 リメイク

その他の感想

DVD再生メインなら◎ また思わぬ収穫あり!
形がいびつです
案外満足
ノット補助具のムービー見て、めまいがした人向け。
まあ、こんなもんかな?
家族分購入しました
予想よりいいです
ウ~ン?
ローションタイプが苦手な方にはオススメです。
収録されてるのがたった2話ってのが‥‥‥
あなたはガンディーを知っていますか?
ぱらぱら見が適当
毛玉ができません。
海外在住の方におすすめ
皆様のレビューを参考にして購入しました
トトロに比べると・・・
凄いことが書いてある、凄いことをやってのけた人がいる。「慰安婦問題」に関心がある人には「読むべき本」
コスパはGOOD
あると簡単!
ありそうでなかった!?大家さんのためのバイブル本
機種を選ぶ
俳優岡田准一の大フアンです!!
Good Cost Performance
素敵な歌声に乾杯♪
測定できない
寸法に注意を
TVの戦艦武蔵の中でしりました
堂に入っちょる
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