トロリー問題を通して問われる「正義とは」「道徳とは」
◆トロリー問題:ケース1◆
ブレーキの利かない列車が暴走している。
列車の前方には5人が線路に縛りつけられている。
このままではこの5人は轢死する。
幸い、
列車と5人の間には分岐線があり、
そこに列車を引き込めば5人の命は救われる。
しかし、
ここには思わぬ障害がある。
分岐線には1人の人が線路に縛り付けられているのだ。
そしてあなたは方向指示レバーの傍らにいる。
レバーをそのままにすれば5人が死に、
レバーを倒せば1人が死ぬ。
あなたはどうするか?

実験結果が示すのは、
多くの人が「レバーを倒す」を選択するということ。
功利主義的な発想であり、
5は数で1を上回ります。
ゆえに1人は犠牲になるが、
5人を救う方を選択するのです。
では、
以下のケースではどうでしょうか。


◆トロリー問題:ケース2◆
ブレーキの利かない列車が暴走している。
列車の前方には5人が線路に縛りつけられている。
このままではこの5人は轢死する。
列車と5人の間には跨線橋があり、
いま、
1人の太った男が橋から列車の様子を眺めている。
あなたはこの男の後ろにいる。
もしこの男を突き落し列車と衝突させれば、
男は死ぬが列車を止めることができ、
5人は助かる。
あなたはどうするか?

興味深いのが、
ケース1で「レバーを倒す」と選択した被験者の多くが「男を倒さない」と答えていることです。
男を倒す選択をしたところで「1人を犠牲にするが5人を救う」という点ではケース1と同じ。
にもかかわらずなぜ差が出るのでしょうか。


フィリッパ・フットが提起した「トロリー問題(The Trolley Problem)」は、
多くの哲学者、
倫理学者、
経済学者などによって幅広く考察されてきました。
本書はその浩瀚な考察の要点をまとめ、
数多くの事例を示しながらこの道徳的ジレンマに向き合います。


一見、
非現実的に見えるこの問題。
しかしこのジレンマは多くの場面で顕在してきました。
たとえば、
本書の第一章で扱われている「チャーチルのジレンマ」が、
このトロリー問題の構造を浮き彫りにしています。
太った男を殺しますか?――「トロリー問題」が教えてくれること (atプラス叢書11)

その他の感想

まばゆい笑顔に明日のご利益を感じて購入。
参考になります。☆☆☆☆☆
手放せないかも。
これしか使いません。
安物買いの銭失い!になってしまった!
効果は不明でした
エガちゃんに教えてあげたい。
教科書的生硬さが気になる
エクスカリバーマサムネ
満足いく内容でした。
好き嫌いがあるので冒険かも
アマゾンなら安いかと思ったが・・・
真冬に最適!おすすめ!
貼り難く剥がしにくい
やっぱり、O. Henryは面白い!
買わない手はありません。
わかりやすくて良いです!
パッドが薄くて効果が薄いか?
思っていた以上に使いづらかった
1ヶ月でポンプ駆動モーターが故障
丈夫でグリップ力あり
カラーリングが抜群に精巧
サクラミチも、君のいない夜もどっちもイイ
ドラマで知りました
軽快でフィット感抜群
走れ!走れ!走れ!
映画化されていますが、最後の場面は、原作と違いますね~~
ここでの高評価が理解出来ない…
参考にはなります! だけど・・・
3両。
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