スターリンは、非道な独裁者だった。
 ヒットラーに、
意表を突かれてドイツの大軍が燎原の火のごとくソ連に攻め寄せてきたときには、
スターリンは大粛清(党幹部から軍上層部)からわずかしか時を経ていない時期であり狼狽したようである。

 初戦ではドイツ連合軍に押されるままであったがスターリンも立ち直りが早く側近であったノモンハンで活躍したジューコフをレニングラード方面軍総司令官に任命し、
スターリンは総指揮官としてモスクワを死守し辛くもドイツ軍を押し返したのである。

 初戦での惨敗はスターリンの油断であり責任であつたのは明白であるにも関わらず、
「戦わずして敗れた前線の軍人たちの責任だ」と決めつけ西部方面司令官たちをモスクワに召喚し処刑してしまったのである。

 冷酷で狡猾なスターリンも狼狽したドイツ連合軍侵攻であったが、
ソ連が勝利した英雄としていまだに多くのロシア人にスターリンは人気があるようである。
(批判的なロシア人も多くいるのだが・・・)
 大戦が終った時に、
「赤軍がヨーロッパ戦線で乱暴狼藉を働いた」と追及されたスターリンは「前線の兵士にも多少の慰安がなければ・・・」などと応えたそうである。

 評者が、
かって読んだ鹿島茂著『セーラー服とエッフェル塔』という本でドイツでの赤軍の行ったレイプを調査した資料を読んだときのおぞましい記憶も蘇ってしまった。

 著者は、
本書のタイトルに「非道な独裁者」の実像と謳いながら、
巻末でスターリン評価を「読者にゆだねる」などと書き終えているから評者は拍子抜けしてしまった。

 スターリンは、
間違いなくヒットラーなど足元にもおよばない「非道の独裁者」であったことは、
クリヴィツキー著『スターリン時代―元ソヴィエト諜報機関長の記録』という書で明らかにされているから本書と併読することをお勧めしたい。

 クリヴィツキーは、
スターリンの諜報機関長として非道な仕事にかかわったが、
亡命してから書いた『スターリン時代―元ソヴィエト諜報機関長の記録』は、
信憑性がある書であることが認められています。
スターリン - 「非道の独裁者」の実像 (中公新書)

その他の感想

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アルフィスタ
いまだからこその4を
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すごく・・・大きいです
タイトルに惹かれて。
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ものは高額品と遜色なし
筆者の個性でしょうか?
一挙両得!
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少しづつ楽しみに観ています。
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