乱歩の魅力を的確に紹介した良質の特集企画
この夏は乱歩没後50年ということで、
幾つかの雑誌で乱歩特集も組まれていますが、
本誌が出色の編集だと思いました。

これに比べると、
推理小説家が比較的多く参加した他誌の企画はなんだか”薄っぺらい”感じです。
特に某ミステリー専門誌の特定作品に想い入れた特集企画はマニアック過ぎて若干引けました。


オーソドックスながら、
本格モノ、
変格モノ、
通俗モノ、
ジュビナイルモノという多面的な乱歩の魅力を紹介していて、
懐かしくもあり、
新鮮でもあり、
乱歩作品の面白さが良く伝わってきます。
北村薫さんと辻村深月さんの対談も、
極端にマニアックにならない範囲でありながら暖かく深く乱歩の深層を探る、
ほのぼのとしたもので好感が持てます。


紀田順一郎さん、
落合教幸さん、
谷口基さんの記事は乱歩の魅力の俯瞰図的描写が的確で、
妥当な評論だと思います。
また、
乱歩作品と視覚文化との関係を論じた稿が二つ(高山宏さん、
佐藤守弘さん)もあり、
さすがに編集部は良い企画をしたものだと感心。
個人的に一番面白かったのは、
宮本和歌子さんの”「赤い部屋」の背景”です。
”「赤い部屋」の冒頭と最後の様相の違いを適切に分析していて我が意を得たりという思いがしました。

さらに、
漫画では、
ドリヤス工場さんの「D室の怪人事件」が秀逸!水木しげるさんの作品かと一瞬勘違いしてしまいましたが、
乱歩ファンの愉しみ所をくすぐる濃密な仕上がりで、
短いながら大いに楽しみました(^_^)

乱歩が読み継がれる理由には多くの要因がありますが、
やはり、
その根源には初期の珠玉の短編群が多くの読書人にとって何とも言えない妖しい魅力を振り撒いているからでしょう。
ユリイカ 2015年8月号 特集=江戸川乱歩

その他の感想

めちゃめちゃわかりやすい
目玉焼きは難しい。
色がおかしい。
マジックテープ
少し重いが良いと思う
画像がぼやけています
カブ110に装着して・・・。
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