コンセプトアルバムとしては100点だけど

コンセプトアルバムとしては、
今までになく歌詞や世界観に統一性のあるアルバムになっています。

でも、
タイトル曲はちょっとゆる過ぎかなぁ、
聖子ファン以外の人を掴めるほどの出来映えではなく
その曲が1曲目のため、
気の短い人は最後まで聴くのをやめてしまいそう・・それが心配ですが
最後まで聴く価値のあるアルバムです。


2曲目もなんでウエディングソングなの？とやや違和感
松田聖子としてのお家芸にしようとしているのか、
なんとなく世代的にミスマッチ

3曲目は名ミュージシャンでありもはや大御所アレンジャーの武部聡志さん起用ですが
まだウォーミングアップという感じ　でも曲は悪くない

4曲目でやっと閉ざされた世界から解放された感のある音楽が聞こえてきます。

王道のリフですが、
やっとWAKUWAKU感が出てくる

5曲目アルバム曲として遊びのあるボーカルが楽しい

6曲目は往年のファンにはたまらないアレンジの仕掛けがあります
今回のアルバムで一番POPかも

7曲目これもアレンジ、
ボーカルを含めて遊びのある曲
沙也加さんみたいな声

8曲目　聴かせるバラードです。
今の聖子さんだから歌えるバラード
個人的には好きな路線

9曲目　爽やかなメロディとアレンジでですが、
ボーカルにいい意味で雑味があって新鮮
もっとこういう歌い方どんどんしてもいいと思うんだけど綺麗で高い音だけが聖子さんの魅力でもないし

10曲目　なんだかんだこの曲を聴くと、
感慨深いものが溢れてきます
ベタなテーマだと思っていましたが、
この曲からは聖子さんの心の声が聞こえてきました。


1曲1曲これがいいという飛び抜けた曲はないかもしれませんが
トータルで聞くと、
悪くない
そんな気持ちになる不思議なアルバムです。


残念なのは、
魔女やヒールの世界観の1曲があってもよかったかなぁ
太陽や永遠だけでなく、
月や残酷さみたいなものを入れるとより対比が出てよかったかも