白洲正子の『かくれ里』の魅力
池内紀の『ニッポンの山里』を読んだら、
白洲正子の『かくれ里』(白洲正子著、
講談社文芸文庫)を読み返したくなってしまった。


本書は、
さまざまな趣味に独自の世界を有する白洲正子が、
関西方面の「かくれ里」を訪ね、
42年前に出版された紀行エッセイであるが、
古さを感じさせないから不思議だ。


「秘境と呼ぶほど人里離れた山奥ではなく、
ほんのちょっと街道筋からそれた所に、
今でも『かくれ里』の名にふさわしいような、
ひっそりとした真空地帯があり、
そういう所を歩くのが、
私は好きなのである」。
私も、
かくれ里には無性に惹かれる。


「桜の寺」では、
京都の西北、
周山の山国の常照皇寺を訪ねている。
「この辺は紅葉も多い所で、
秋にも春にも捨てがたい情趣がある。
特に桜の頃、
参道を登って行くと、
杉木立の向うに、
花の姿がちらほら見え、
思わず胸がどきどきする。
西行にも、
宣長にも、
そういう歌があったと記憶するが、
これは日本人の誰でもが、
桜に会う時の心のときめきであろう」。
本当に、
桜は妖しい雰囲気で我々を包み込む。


「吉野の川上」は、
古今集の詠み人知らずの歌に続けて、
「吉野は古くから伝統的な『かくれ里』であった。
天武天皇が、
壬申の乱に、
いち早く籠られたのは有名だが、
西行も義経も、
南朝の天子方も、
近くは天誅組の落人に至るまで、
『世のうき時』に足が向うのは、
いつも吉野の山奥であった」と始まる。
著者は、
必ずと言っていいほど、
その土地固有の歴史に言及するが、
私ども歴史好きにとっては、
白洲作品の大きな魅力となっている。
かくれ里 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

その他の感想

可愛らしさに満足
書評どうりのおもしろさでした
発熱防止
「断熱材施工器具」に対応か非対応か、よく確認すべし
ハイエンドとミドル
娘ように
読み方次第で参考になる
検査道具入れ
高画質
Must-have
明るさはある、けど
これは凄い
香りがさわやかで使い心地が良い
純正品が安くて早い
まさに広告に偽りのない商品です。
マジおもろいわ〜
Kaz12
DJデミオ用に購入
きれいでしたよんね。)
純正品よりこっち!!
スーツケースに入るところがいい(^-^)/
訓点つき原文が助けになる。
電子書籍が読みにくい
最強のLIVE
茶畑の剪定用にamazonで購入
エスケープに使いたい方は注意
ユニクロのサングラスとほぼ同等という印象
グラスブルーの美しい発色
数珠は私に任せて!(バリバリッ)
絶版……
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