まさに名著の名訳。しかもこの価格!
*『統辞構造論』
1957年のチョムスキーの著作(もとは大学の講義ノート)で、
現在の生成文法理論とは異なり「言語学は認知心理学の一部」なんていう記述は一切なく、
「言語学っぽい」「言語学らしい」感じの言語分析がなされている。


この著作の中にはまだ「普遍文法(UG)」「言語能力」「言語運用」「S構造」「D構造」「パラメター」などのチョムスキーの基本タームは出てこない。
あえて言えば「言語構造の(一般)理論」ということば(P75)がUGにあたり、
「基底にある終端連鎖」ということば(P109)がD構造にあたるか。


訳者の解説によると、
この当時のチョムスキーは言語学を生物学に絡めて分析するアイデアをすでに持っていたそうだが(『統辞構造論』にはその微塵も現れていない)、
そのアイデアを形にしようとするチョムスキーの苦闘が窺い知れる。


統辞論はあくまで意味を排除した形で文の分析を行うため、
例えば

John knew the boy studying in the library.
John found the boy studying in the library.

の2文は形上は同じような文であり、
KnowとFindの意味の違いと言って簡単に解決してしまいがちだが、
この2つの文を受身文にするとその違いが現れてくる(詳しくは本書P130参照)。

言語分析と言うとどうしても意味要素を絡めて分析したくなる衝動に駆られるが、
そこはぐっと抑えて、
淡々と分析をしているところは流石。


*「言語理論の論理構造 序論」
せっかくなら序論だけでなく、
全部読みたかった。
ところどころに「『論理構造』第10章に書いてある」などという記述があるが、
序論しか載っていないので参照できない。
不満が残る。

しかしながら『統辞構造論』には出てこなかった生成文法のポリシーがここではしつこいくらいに説明されているので、
これも必読。


*「訳者解説」
時間がなくて、
解説のエッセンス中のエッセンスを読みたい人はP400〜402を読めば良い。
統辞構造論 付『言語理論の論理構造』序論 (岩波文庫)

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