ピアノとギターのリアルな美音に聴き惚れました

実を言うと、
ヒーリング音楽とか環境音楽のたぐいかと
勝手に思い込んでいました（つまり、
自分の趣味の範囲外）。

ところが、
衛星ラジオ・ミュージックバード「ジャズサウンド大爆発！」で紹介され、

その音を聴いた瞬間に、
思わずオーっとのけぞり、
即、
ワンクリック購入！

とにかく音の鮮度が素晴らしく、
浮わついたところがまったくない。

ピアノは、
しっかり芯をとらえた録音で、
適度な厚みの中低域と、
シャープで清涼感あふれる高域が印象的。

ギターは、
ドキッとするくらいの生々しさで、
実在感（すぐそこで弾いている感じ）がすごい。


この二人の素晴らしい音色で奏でる音楽は、
どれもメロディアスで美しいが、

個人的には、
８．For Fukushima　９．Sunshine Days　が気に入りました。

シンプルなメロディーで紡ぎだす心象風景は、
耽美的なだけでなく、

滋味深さや豊潤さをたたえ、
いつまでも浸っていたくなります。


小沼ようすけのソウルフルなジャズギターファンの耳にどう聴こえるかはわかりませんが、

この美しいアコースティックサウンドが描く音楽世界は、
ジャズの枠を超えて十分に魅力的だと思います。