TVドラマのような面白さ・教師力と歌人力
著者は前作にひきつづいて、
教師としての日々をエッセイにまとめ、
それぞれの章末に短歌を伏しています。

歌集というか、
著者独自の形式での「歌集」なのだと思います。


この本でも内容はすべて教室や部活のこと。

さまざまな個性的な生徒(高校生)とのエピソードを、
てらいなく(ときには自虐的なほどはっきりと)優しい目で描いていて、
短歌以上に、
むしろこの学園ドラマに引き込まれます。


つぎつぎに『若草物語』などのクラシックな少女小説を古い文庫本で貸してくれて、
著者の反応を待っている少女。
放課後の教室の黒板の前で眠りこんでしまい、
そこに著者が書いた短歌を見て「草原にいるようだった」と言う少年。


同僚である教師たちの姿も、
ホームズのような老先生、
鬼のバスケ顧問の若い女の先生など、
生徒の反応をふくめ、
ほのぼのと描写されています。
大事件はないのですが、
一話ずつTVの学園ドラマにしたいような、
丁寧にすくいあげられた少年少女の心もようがひびきます。


 前作『飛び跳ねる教室』につづいて、
国語教師である著者は「短歌」をおもてに出して、
それを「教師力」として生徒たちとかかわり続けています。

 その中で励まされたり、
また教師をめざす教え子が増えていったり。

「短歌部」とは何かは読んでいただければわかりますが、
本書はむしろエッセイのほうが重く、
著者の短歌はそれを補完するような内容が多いです。

 こういう体験から、
こういう歌を作ったのだな、
とプロセスも教えてくれるような。

 しかしエッセイ部分には、
他の歌人の青春の名歌がさしはさまれていて、
これもまたよいスパイスになっています。


 独特な立ち位置から見える学校の風景。
著者のやさしさとけんめいさに支えられた(そのぶん微妙に毒は薄いのかもしれませんが)ストレートな一冊。

(巻末には穂村弘、
東直子との鼎談のほか、
著者が作曲し、
授業で歌っている紀貫之の『古今集仮名序』の譜面が添付されていて、
これがまたいい曲です。
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今日の放課後、短歌部へ! (単行本)

その他の感想

日本製でよかった
軽く、見やすく、REGZA Z7で問題なし。
静かでいいです
懐かしい!!
学校指定の問題集だったため購入
iMac (late2012)でファンクションキーが使えず
特集の隅々までレアルとバルサを対比しており、本誌ならではの内容となっている。
これで全部収納!
inquisitionに夢中
山小屋泊用に購入
夜のスキンケアに
1000ピースのパズルを初めて作りました。
データに基づいた記述で納得
めーやん
写真データの保存用に
スラッシュメタル!!!
非常に込み入った議論に感じてしまうが、世界的にも有名な著作。 取り敢えずチャレンジする価値あり。
飾るぶんには文句ナシ
煙も少なく、盛り上がる。
バルカンドリフターにポン付できます。
やったぜ!
正直困ります
「マインドの沼」から「ライフの海」へ
日本語漢字1
あり得たかもしれない「優しい」世界
商品届く前にレビュー下さいって
興味深い書物でした
 とてもいいと思います。
品質悪く、ヒツジにも見えない
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