料理に合わせてワインが選べるようになる本

ワインスクールの授業を忠実に再現した講義録。

著者は予備校の先生もやっているというソムリエで、
そのせいか教え方がめちゃくちゃうまい。

地図や表、
イラストも丁寧に配置されているため、
本当に教室で教科書を見ながら、
耳で授業を聞いている気分が味わえます（まさに河合塾の参考書『世界史講義の実況中継』のワイン版）。


弘兼憲史さんの『知識ゼロからの…』シリーズみたいな、
いわゆる手軽に読めるワイン本ではなく、
内容は相当しっかりしているため（ソムリエを受ける人向けの授業が元になっているので）、
さすがにこのレベルまで解説していただくと、
体系的な知識が身に付きます。

逆に言うと、
これくらいやらないといつまで経ってもワインって自分で選べるようにならない気が、
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本書を読んだ後で、
成城石井のワイン売り場に行ったら、
フランスワインの棚がほぼ完ぺきに「読める」ようになっていたのには感動しました。
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