リベラリズムを愛するがゆえに
難解な文章で知られる法哲学の泰斗・井上達夫氏が、
はじめて一般向けに語り下ろした本。


耳目を引くタイトルで、
軽い内容の本だと侮ってはいけない。
中身は非常に濃い。
このタイトルに少しでもピンと来たなら、
買って損はない本だ。
特に時局論を絡めて「リベラリズムとは何なのか」を語る第1章は必読である。
このタイトルをつけた編集者の英断?に拍手を送りたい。


著者の主張は本文の次の部分に表れているように思う。
「不公正な格差を減らすとか、
社会保障を充実させるとか、
そういった福祉国家的主張の部分では、
リベラルは、
ビジネスの世界は別として、
一般の国民のあいだでそれほど大きくは支持を失っていないと思う。
むしろ今の日本で、
ますます必要とされているのではないか。
信用を失っているのは、
エリート主義で偽善的なリベラルとか、
欺瞞性を強める護憲派とか、
そういった部分だと思う。
それは、
信用を失って当然だと私は思っています。
」(p.9)

リベラリストである著者は、
とりわけ既存のリベラル文化人が主張する言説の矛盾に対して手厳しい。
それは「私の愛するリベラリズムをこれ以上汚してくれるな」という怒りのように感じる。
「愛するがゆえに、
愛するものに厳しくあれ」という倫理は、
リベラルと称する人たちがナショナリストを批判するときによく使うレトリックである。
ところがリベラルの側はその倫理を自分たち自身には当てはめることができないのである。
保守の矛盾は指摘するが、
自分たちの陣営であるリベラルの矛盾はスルー。
その甘えの積み重ねが、
リベラルに対する「ご都合主義」「ダブルスタンダード」という批判を生み、
リベラル嫌いを増幅させている。
この、
とっくに底が割れている「矛盾」を隠蔽するのではなく、
はっきりと自覚することで断ち切らなければ、
リベラリズムという思想そのものが沈んでしまう。
そんな著者の強い危機感がヒシヒシと伝わってくる。
まさに、
タイトルの通りなのである。
リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください--井上達夫の法哲学入門

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