「究極のホワイ・ダニット」と「シリーズものの強み」
本作品は、
2006年発表、
2007年邦訳の<リンカーン・ライムシリーズ>第7作目。


私が、
本シリーズの第1作目「ボーン・コレクター」を読んだのは、
2009年のこと。

1997年発表、
1999年邦訳の作品ですから、
刊行されて随分経ってからのことです。


それまで翻訳ものは日本語が読みづらいものもあったりして、
苦手だったのですが、
次第にこなれた訳の作品も出版されるようになり、
2008年頃から、
海外ミステリにも注目し始めた時、
目に止まったのが本作品。

2007年、
宝島社主催の「このミステリーがすごい!」と、
文藝春秋社主催の「週刊文春ベストミステリー10」で、
ともに1位にランキングされていたのです。


シリーズものは1作目から読む──という自分の性格から、
順番に読んできましたが、
目標は本作品にあったと言えます。


本シリーズ、
「どんでん返し」の連続するジェットコースター小説という触れ込みで、
確かに中途のサスペンスは一級品なのですが、
「十分でない伏線」と「アンフェアな記述」が気にかかり、
どうも完全に気乗りがしなかったのが本音です。

しかし、
このふたつの弱点は、
作を追う毎に解消され、
前作「12番目のカード」はこれまでの最高傑作と、
レビューしました。


本作品は、
それを上回る傑作。

ライムVS凶悪犯の頭脳戦、
というシリーズのお約束は守りつつ、
「どんでん返し」の見せ方も、
もはや職人芸ですね。


特に印象に残ったのは、
次の2点。


【当初の謎を忘れていない】
本作品で物語の早くから提示されるのは、
「なぜこの人たちが被害者に選ばれたのか」という謎。

本シリーズは、
思わぬ方向に物語が展開するのが常なので、
この謎がおざなりになるか懸念していましたが、
「この物語であればこその合理的な解決」が準備されていた点を、
高評価します。


【シリーズものらしさも十分】
準主役のアメリア・サックス刑事の個人的エピソードというサブ・ストーリーが、
本筋と程よくマッチング。
ウォッチメイカー 上

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