江戸時代の不思議な価値観
幕府の大名の取り潰し政策により、
大量の浪人が発生する。

彼らは日銭を稼ぐ為に芝居や大道芸を見せるようになる。

ところが、
非人頭の車善七から自分たちのテリトリーが侵されていると訴えられる。

結局、
日常は町名主の支配、
稼業をしているときは非人頭の支配ときめられてしまう。

つまり、
身分制度上は町人だが、
仕事をしている時だけ被差別民という奇妙な人たちが生まれた。
彼らを「乞胸」という。

彼らは元は武士なので、
被差別民を見下している。


興味深いのは同じ大道芸をやっている香具師などから彼らは軽蔑されている点である。

香具師というのは「男はつらいよ」の寅さんのような人たちである。

香具師は自分たちはあくまでも薬や小間物を売る「商人」であり、
大道芸は客寄せのCMであるから、
「乞胸」などの芸人
などとは一緒にするなという理屈らしい。


外からみれば「乞胸」も「香具師」も見分けがつかない。
「乞胸」も被差別民のテリトリーを侵していながら同じとは思っていない。

「乞胸」は願人坊主などの落ちこぼれた仏教徒とも対立している。
差別意識というのは利害の対立から生まれるものらしい。


江戸の庶民は、
信仰心が篤いので「ほどこし」をすることが功徳になると思っている。
「物乞い」をすることにも現代ほど抵抗は感じて
いないようだ。
一方「辻芸人」などの非生産的な仕事をして「ほどこし」を受けている人を見下しているふしがある。


差別は現代にもある。
時代を遠く隔てて今の自分たちをみたらどうだろう。
子孫たちは現代の価値観をどう思うだろうか。
貧民に墜ちた武士: 乞胸(ごうむね)という辻芸人 (河出文庫)

その他の感想

保管には気を配った方が良いかも?
うん、いいね^^
ジェイ(マーケティング)とブライアン(セールス)を知らない方にはよいかと
横幅が細い
これは いいです!!
3歳の娘の手にあった大きさ
なかなか面白いけど使い込むと少し不満な所も・・・
ちょっと高いと思いましたが
たのしいとくやしいとうれしいが学べるいい教材
動物好きの方に。
疾走感が
本題のゲームの質が悪すぎる
価格も良心的
究極のプロ向けの実践本です!
クロスの補修
ゴリラ
お手元の器具を見てから注文
神原元は、弁護士ではなくサヨク運動家だよ
感動巨編
やはりニトムズか!
リスニングの勉強に役立っています
ご参考まで(WINDOWSからMACへと考えておられる同志の皆様用)
満足!!!
紫外線により1カ月程度でスケルトン状態になった
マイナス金利が「見える」
難点は有るものの、実用性に問題なし
絶縁被覆付き圧着端子ならコレ
セール狙いの購入をオススメ
子ども達が、何度 観ても 飽きない!
戻る