ついに完結!! しかし魔法は終わらない

ベン・スティラー主演のコメディ大作ナイト・ミュージアムが3作目にしてついに完結となりました。

本作はシリーズ通してルーズベルト大統領を演じてきたロビン・ウィリアムズと、
1作目の悪役の一人ガスを演じたミッキー・ルーニーの遺作でもあります。


本作では、
今まで展示物に命を与えてきた魔法のタブレットの力が消えかけ、

ラリーと仲間の展示物達は問題解決のカギとなる大英博物館へと向かうストーリーとなっています。


本作の魅力としては、
夜の博物館で展示物が動き出すというお馴染みの展開に加えて、

これまでの出来事を通して家族の様な仲となったラリーと展示物達の絆が描かれた作品になっています。


毎晩の奇跡が終わりを迎えようとしている危機に対してテディを始めとする展示物達は自ら率先してラリーと共に英国に向かい、

迫り来る危機を皆との連携と協力で乗り越えていく姿は、
シリーズを見てきたファンには絶対に見逃せない展開となっています。


また、
新キャラであるネアンデルタール人のラー(ベン・スティラーの一人二役)は本作最大のお笑い担当。

おバカで面倒を起こしてばかりだけどどこか憎めない楽しいやつ。

ベン・スティラーの見事な演じ分けもあり、
危機的状況を迎えている本作においても、

コメディとしての楽しさとシリーズの色合いを損なわない重要な役を担っています(笑)

物足りない点としては、
大英博物館の展示物達の魅力が一部期待はずれだったこと。

襲いかかるトリケラトプス、
皆で戦いを挑むソウリュウ、
話のカギを握るアクメンラーの両親など、
多くは個性的で期待に答えてくれる一方、

ラリー達と同行するランスロットはどっちつかずな印象が拭えず、
サブストーリーである「ラリーの息子ニックの成長」が描ききれなかった様に感じました。

また、
(状況的に無理があるので仕方ありませんが)2作目のキャラクターが一切出てこなかったのも個人的に少々残念…

しかしそれを補う魅力的要素もありました。

ロビン・ウィリアムズ演じるルーズベルト大統領は1の時と同様にラリーに的確な助言を与え、