ストーリーと文章のセンスが光る

まずは、
英国の人狼ゴスフォード一族のアルファの葬儀から物語がはじまります。


このアルファの死により、
日本の人狼、
神宮寺とのある契約が破棄され、
新しいアルファである、
アーサーのもと
それは実行されます。

それ、
とは、
シリーズを読んでいらしゃる方はお分かりでしょうが、
日本の人狼で女体化可能な「イヴ」を略奪し一族滅亡の危機を回避するという事です。

それは当初は峻仁(たかひと)の母(男)である人狼だったのですが、
日本に仲間と来てみれば、
もうイヴの力が消えていて
その時、
落胆と共に、
すぐ偶然現れた双子の弟の峻仁の匂いで高揚に変わります。

そのシーンはゾクゾクするほど、
萌えました。

その後、
峻仁を浚い監禁して、
一族の長であるアーサーが種ずけするのですが、
、
、
アーサーの人狼としての格の違い、
クールで冷酷で偉そうなのに
哀しげな遠吠えで峻仁を探したりと、
とても魅力的な男らしいアーサーにしだいに魅かれて行きます。
(アーサー渋かった〜)
峻仁は頭の良いさっぱりした受けで、
歳の差ほどの可愛いらしさ、
と言うか若い狼の初々しさが良かったです。

狼に変化してのシーンもあるのですが、
(攻めに抗う時とか)とても良かったです。
本格的で矛盾を感じませんでしたし胸キュンでした。

私はこのシリーズは初読みなのですが、
とても面白かったので、
他の作品も今後読もうと思いました。

もちろん６月の下巻も予約しました。

シリアス、
執着、
人外ＯＫ、
の方に是非お薦めします！