想像力の欠如した享楽主義者の書いた本

　売れないタレントの自叙伝なので多少偏狭な内容になることは致し方ないだろうとしても、
これだけ自己愛的で、
誇大的で、
妄想的な内容には反吐が出そうになった。


　“TRUE LOVE”なんてタイトルをとくつけられたものだ。
読んだ限り“fake”ばかりな気がした。

　
　この本は基本的に上から目線であり、
「私はモテるのよ」的な立場で書かれているが、
勘違いも甚だしい。
単なる下半身がだらしなく、
金に汚く、
頭の悪い下衆な女の妄言がただ時系列的に並んでいるだけである。


　この本の紹介文に　
　
　「MALIAの自由奔放な恋愛・結婚の話題はつねに世間の注目を集め、
現代に生きる女性のひとりとして“新しい生き方”を提示し続けてきました。
」

　とあったが、
この著者のメディアでの発言に対し、
批判が噴出しているというのに、
良くそんな風な説明書きが書けたものだ・・・。
それに“新しい生き方”って書いてあるが、
本を読んで感じたことは、
恣意的に生きてきただけではないか？
　
　こういう人種は、
自分の醜聞がメディアに取り上げられ、
社会的には嘲笑の的にされているにもかかわらず、
それを注目されていると勘違いして、
調子のって、
その挙句こんな本まで出す。
これは自分の人生に共感してもらいたいが為なのだろうか、
ただ痴態をさらしているに過ぎない。


　悩みや苦痛があって、
その上世間からのバッシングを受けたけど、
私は立ち直りました・・・とでも言いたいのだろうか？しかし世間はそんなに甘くないし、
こんなヨゴレタレントを支持する程、
暇でもない。


　あと子供と写ってる写真があったように思うが、
あぁいうのって危険だとおもうが、
そういうことも考えてない。
まさに自己中心的な人間の典型のようだ。
いちおう、
なんのカリスマ性もないが、
芸no人なんだし、
少し考えたらどうだろう。


　そして何よりも、
想像力に欠けている。
これって本を書く上での基本中の基本だと思うが・・・この本を書いたことで、
自分の周囲にいる大切であろう人たちがどれだけ恥ずかしい思いをするか、
またその人達を傷つけるかを想像できないのだろうか・・・。