[全部詰まってます]

今回のアルバムは通算5枚目また[Alexandros]としては初のアルバムとなります。
とはいえどもRun Away、
Obilivionなどの[Champagne]としての曲も収録されており最初はとにかくどうなるのか想像が全くつきませんでした。
しかし不安とか心配というものは全くあらず、
それはまさにフロントマン川上洋平率いる彼らが常に一貫しているからだと思います。
そしてアルバムの内容ですが、
とにかく色んな方向に手を出していると思います。
声量に歌唱力を求められるようなワタリドリから始まり、
ラップ調のようでラップでないロックならではのワンテンポ遅れたMoster ain’t dead、
ドロスならではの王道、
疾走感を兼ね揃えたFamous Day、
哀愁感のある日本人ならではのラブソング Leaving Grapefruit 、
POP感全開のDracula Laなどとにかくバラエティ豊富です。
そのため昔からのファンの方からしたらもしかしたらついていきにくくなってしまっているかもしれません。
しかし、
個人的に思うに色んなものに手は出しているがロックという正中線上は外れてないのではないかと思います。
ラップだろうがPOPだろうが彼らの場合ロック産のそれらにしっかり固められているのではないでしょうか？それに彼らは今回聴き手を意識して2年に渡ってアルバムを作製したそうです。
先日渋谷タワレコ店での2部構成ライブを拝見させていただいた際もおっしゃていましたが、
彼らはドームで盛大に観客を沸かすような曲もつくりたければ、
箱でやるような荒ぶるロックナンバーで観客を楽しませたい。
それを聴いてとても感動しました。
つまり色んな人に聴いて欲しいという欲があるのかと。
彼らの支持層は10、
20代ですがその幅を広げて行って欲しいです。
なおかつグラストンベリーのヘッドライナーという目標をぜひとも叶えて欲しいです。
つまり今回のアルバムはいわば[Alexandros]とはこういうものなのだという説明書代わりになるものだということだと思います。
これを期に色んな人に聴いてもらえることを願ってます。