ちょっとあざとすぎるのでは？

20代前半の女性です。

ヘアカラーの選び方、
ヘアアレンジ、
香水の付け方、
ボディケア、
メイクと盛り沢山の内容です。


【良いと思った点】
・手順が写真付きで細かく載っているので実践しやすい。

・プチプラのアイテムが多く紹介されているのでとっつきやすい。

・ヘアやメイクがマンネリ気味の人は参考になりそう。

・著者のファンなら、
フォトブックのような感覚で楽しめるかもしれない。


【あまり気に入らなかった点】
・手順の写真は見やすいが、
肝心の完成形の写真が見にくい。
ブログ写真のように顔の一部しか写っていなかったり、
逆に身体全体を写しているためメイクまでよく見えなかったり。

・手順では「アイメイクはマスカラだけ」と書いてあるのに、
完成形の写真はアイラインを引いているなど、
偽りが見られる。

・男性を意識しすぎており、
純粋にそのメイクを試したくても「初夜顔」「オトコを落とす」などの露骨な表現を見るとためらってしまう。

・ヘアスタイルはかなりルーズ。
20代前半なら可愛いが、
30を過ぎると顔とのバランスが取れないのでは？著者が30代後半なだけに、
どの層がターゲットなのか分かりにくい。


率直な感想を述べると、
「そんなにオトコオトコってガツガツしなくても…」とちょっと引いてしまいました。

この本の通りにすれば確かに可愛くなれるでしょうし、
自信もわいてきてキラキラと輝けるかもしれません。

男性にも女性にも「可愛いね」「きれいになったね」と言ってもらえそうです。

でも…ちょっとやりすぎです。

さらっと紹介しておけば良いものを、
「オトコは○○が大好き」などと必要以上に男性目線に絡めたり、
セクシーはやりすぎて下品だったりして、
読んでいくうちにだんだん試す気を失います。


見た目はとても大切なことですし、
見た目が良ければ中身を見てもらうチャンスもおのずと増えてくるでしょう。

そして、
見た目がきれいな人は中身がないなんてことはなく、
どちらも持ち合わせることは十分に可能だと思っています。