素晴らしさと不満の混在した使用感です

2010年に購入し、
主に野鳥の撮影に使っています。
(2xテレコンも併用)

　主力望遠ズームとして普段は、
EF70-300mm F4-5.6L IS USM を使用しています。

　それ以前は EF70-200mm F4L IS USM を使いました。

　遠くて小さなものを撮るので少しでも長い玉がほしいということで200,300,500と伸びてきた感じですが、
300mmと500mmの間には色々な意味の断絶があります。


　まずこの150-500は何とか手持ちで行ける重量です。

　付属のショルダーベルト付きのキャリングケースも実用的で、
通常の広角・標準・望遠のズーム3点セットに追加して持ち出すのも手軽…とまでは言いませんが、
このレンズのためにバッグの買い換えが必要という事もないのはありがたいことです。

　500mmのレンズとしては前玉が小さく、
86mmのフィルターが使えるのも良い点です。

　2xテレコンで300-1,000mm(F10-13)として使うと、
ちょっと別世界が味わえます。


　500mmまでのズームとして実用性も高い素晴らしいレンズだと思います。

　手持ちでもっとも近い仕様のキャノンのLズームレンズ70-300Lと比較すると

70-300 → 150-500
焦点距離 1.7x
明るさ 　-0.5段
重量　　 1050g → 1,910g
最短撮影距離 1.2m → 2.2m

　と、
色々なスペックが2倍もしくは半分になります。


　重量は気合でカバーできるし、
最短撮影距離は「遠いものを撮るのが主目的」と考えれば大きな問題でもないです。

　ピント精度はちょっと微妙な感じでしたが、
一度自分でカメラ本体(EOS7D)側で微調整をしたら大丈夫になりました。


　不満を感じるのは、
もうひとつ「キリッ」としない画質です。

　Lレンズと比較するとわずかにフレアっぽくてコントラストが弱い感じ。
テレコンを使うとさらに白っぽさは増します。

　理由はたくさんあると思います。