意味と文法を混同した機能主義的言語実体観の混乱
本書は最初の全体の展望で「属性叙述の文法的意義」を説いているが最初から概念規定を誤っている。

 「従来の時間関係や品詞によるアプローチが不十分で、
文法的な考察抜きには事象と属性の違いの本質が捉えらえないことを述べる」が、
その「時間関係や品詞によるアプローチ」とは次のようなものである。


 ある単語が表す意味内容が時間的に安定しているかどうかは程度問題であり、
もっとも安定した「名詞」を一方の極、
最も安定性のない「動詞」を他方の極とする連続体において「形容詞」はその中間に位置づけられる。

 
 このような現象論的な品詞の位置づけは誤りであり、
「名詞」とは実体概念としての把握であり、
「動詞」「形容詞」とは各々時間的変化として捉えた属性、
時間的に不変な静止として捉えた属性の概念である。
しかし編者はこの誤りを正すのではなく、
「実体と属性」の関係を「事象と属性」という包含カテゴリーの対立に移行する。


 意味とは話者と表現された文の関係であり、
表現を媒介する言語規範である文法とは次元の異なる相対的に独立した規定であるが編者はこれも同一レベルで扱い「文法的意義」と結びつけるため、
「属性叙述文」なる概念がまったく非論理的で恣意的な概念となるしかない。
「名詞」の例を見よう。

  a. 事象:契約書は今のところ、
白紙です。

  b. 属性:契約書は(*今のところ)和紙です。

 
 このb.の和紙が何故属性なのであろうか。
非とする「今のところ」を入れても、
「今期は和紙が残ってますが来期には洋紙にします。
」という文脈では文法的にも、
論理的にも正しい事象を表現した文章である。
これは、
語の意義と文での意味の区分ができない誤りを表している。
また、
文が話者の認識を表すもので、
文脈等によって決まることが理解できない言語実体観の誤りでもある。
属性叙述の世界

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