『少しひねくれた意味』で価値のある本

この本は『少しひねくれた意味』でとても価値のある本です。

この本は、
「脱初心者(Post-Beginner)」くらいの実力の対戦相手に勝利するためのオープニング(定跡)を紹介した本です。

付け加えると、
この本は自分自身が「脱初心者」を卒業するために読んでおいたほうがいい本です。

この本で紹介されているオープニングは、
インターネットチェスの低レーティング帯(1000から1400くらい)の対戦で相手がよく仕掛けてくるオープニングです。

そしてそれらのオープニングにはほぼ定跡化された『対策』があり、
その対策を取ると「対策を取った側」が少し有利になります。

なので、
その『対策』を知れば、
そのレーティング帯での自分の勝率が確実に上がります。

しかし、
それらの『対策』は自分の力で発見するのはとても難しいため、
あらかじめ知識として『対策』を暗記しておかなくてはいけません。

つまり、
この本で紹介されているオープニングを「chessgames.com」の「Opening Explore」などに入力し、
その対策法を調べることで「脱初心者を卒業」する足がかりになるということです。

考え過ぎかも知れませんが、
もしかするとこの本は上記のことを教えるため、
『少しひねくれた意図』で書かれた本なのかもしれません。