むしろ周辺からの分析がおもしろい・パフォーマンスという視野から
コミックが(二次元の)実写映画化される例は数多い(アメコミではまして定番)なかで、
近年、
なぜ、
三次元の「舞台化」なのか?
 表紙から連想される「テニミュ」に代表されるミュージカル作品だけでなく、
多くの論者が二次元から三次元への架橋の意味を探っています。

 「弱虫ペダル」などのキャラクター論、
役者論、
インタビューなども充実していますが(残念ながら自分が舞台をじかに観ていないので、
どのくらいインパクトがあるかは読者しだい)、
むしろ興味深かったのは、
周辺文化からの照らし出しにも配慮した編集であることです。


 「テニミュ」vs「ベルばら」の対比で、
宝塚という独特の舞台機構をあらわにしたインタビュー(小柳奈穂子)と論考(鈴木国男)、
また「隈取りのようなもの」(矢内賢二)では、
役者の個別の身体性の魅力、
歌舞伎やミュージカルの持つ記号性様式性が、
コミックの三次元への翻訳に重要な意味を持つという指摘、
また、
ヴォーカロイドのライブを例にしながら、
完全に自由な二次元に、
身体性の制約を加えることで三次元性、
すなわち「魂実装済み」を獲得する論(sezu)など、
パフォーマンス文化全体に視野を広げ、
新たな角度から位置づけてくれます。

 また拡張現実、
複合現実に慣れしたしんだわれわれが、
特定の劇場空間の中で制限の多い肉体パフォーマンスを楽しむことの意味(須川亜紀子)などについても考えさせられました。
舞台を観て感動したあと,うちに帰って役者のブログをチェック、
同好のひとどうしのチャットなど、
必ずリアルを補完する二次元的な電子情報に接続することも、
体験の重要な一部であること。

 スポーツ観戦も含めパフォーマンス全体に興味のある人に、
多角的な視座を与えてくれ、
読み応えのある一冊です。

 
 
ユリイカ 2015年4月臨時増刊号 総特集◎2・5次元 -2次元から立ちあがる新たなエンターテインメント

その他の感想

ばっちり。ただし明るすぎるか・・・
多いだけであまり効かない?
タグ好きなわんこにはオススメです!
おしゃれで楽しい!
香水初心者
最高の英詩を最高の日本語で
再発売はなさそうなのでつい
ゴーリィ、ラガディ、チ-キ-ベア、パディンドン、アリス好きに!
これは山葵ではない
安くて丈夫で使いやすい♪
少し厚いかも
最後にして最高のライブ
補修4日目。水が付いたら簡単に剥離して終了・・・
マグネットペン
買って損はない一冊!
PC画面の見た目よりはるかにかっこ良い
すごく好きというより観てしまいます。
白くなりました
ジワジワ実力がつく!
参考にならない。
軽い力でよく消えます
今まで一回もカビた事はありません。
SANWA SUPPLY TAP-SP3 サンダーガード
j2評価~
かなりラクです
カリフォルニアのWhite Album
孫が喜んで遊んでます
値段が安いので…
見た目は満足していますが
メディア人の教科書
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