円熟のコアブロックカメラ

NEXと呼ばれるαミラーレス創世の主力を担ったNEX-5タイプの最終型であり、
また「NEX」という冠を取り払われる前のシリーズとしても最終モデルとなるこのNEX-5T。


思えば、

APS-Cのセンサーを搭載した世界最小・最軽量のレンズ交換式デジタルカメラとして鳴物入りでデビューした【NEX-5】
タッチパネルを搭載し、
外付けEVF対応で、
当時でも珍しかった動画フルHD60p記録を可能にした【NEX-5N】
タッチパネルの方式が5Nの静電気式から感圧式へと変わったものの自分撮り可能な液晶を搭載し、
ダイヤル・ボタンも増設し、
Wi-Fiにも対応した【NEX-5R】
そして、
NFCに対応しトリミナスディスプレイへの出力に対応した【NEX-5T】
と穏当に推移してきたわけですが、
寧ろ最後のNFCが蛇足に感じるほどに熟成されたミラーレス機だと思います。


僕個人、
スチル用のNEXとしては6台目の購入であり、
NEX-5シリーズとしても4台目です。

この前のモデルであるNEX-5Rは同時発売のNEX-6を購入したため見送りましたが、
NFCがあるということで買いました。

NFCとか要らんやろと思ってましたが、
AS30やQX100で使ってみると、
会話の最中なんかでもそれぞれを隣にくっつけて放っておけば繋がっているので便利だなと。

XPERIAとかのNFC対応スマホを持っていない人には、
5Rで十分でしょうが。


レンズ交換式カメラとしては、
連写がしょぼいなど不満がないとは言えませんが、
日常で使うには必要十分な機能を備えており、
コンデジから買い換えるレンズ交換式カメラとしては最も適しているのではないかと思います。


適度に売れてきたαNEXシリーズの中でも特に売れ筋の5系統だけに、
社外品などの各種アイテムも豊富で、
比較的柔軟な対応が出来るのもこの5シリーズの魅力だと思いますし。