語る肉体と、踊るこころ。
この本は坂東三津五郎丈・長谷部浩氏による「歌舞伎の愉しみ」の2年後に出版された単行本の、
文庫版です。


歌舞伎を見に行くと、
全く違うお話が3本立てなどで上演されています。
その内1本は舞踊であることが多く、
宝塚で言えばお芝居に対してのレビュー、
ミュージカル1作品の中で言えば台詞の部分に対しての歌、
といったところだと思います。


私はこの2冊を続けて読みましたが、
歌舞伎の中で"芝居"という演技、
演劇的要素と、
"踊り"舞踊的要素が混ざり合っているのと同様に、
日本舞踊の中でも踊りと芝居が混ざり合っていることを感じました。

実に複雑ですが、
演技の中にも舞踊の身体表現が必要とされており、
また舞踊の中にも演技の手法が必要とされているのです。


この本では舞踊の名手として名高い、
坂東流家元、
坂東三津五郎丈が、
身近なお弟子さんにのみ語られるようなレベルの、
貴重な芸談を繰り広げています。


役柄の中で踊る、
しかし踊る身体は日頃から磨かれた役者本人のものであるから、
そこに破綻があってはいけない。

この矛盾は身体表現に携わるすべての人が感じるものだと思います。
技術に傾倒せず、
しかし身体の鍛錬は怠らない。

センスや才能なんだろうなぁ、
と思っていた一挙手一投足が、
たゆまぬ鍛錬や緻密な理論によって成り立っていたことを思い知ります。

現代の歌舞伎役者の中で随一と言われる肉体を持った三津五郎丈だからこそ語れる言葉が詰め込まれた1冊です。


芝居から一転して扇子を持ち、
舞踊に転じるときに、
踊りが達者であるからこその「さぁ踊ってやるぞ」という表情ではなく、
「うふふ、
踊れるぞ」という表情の、
心底嬉しそうな三津五郎丈の舞台姿を思い出します。
坂東三津五郎 踊りの愉しみ (岩波現代文庫)

その他の感想

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誰も触れてないので1点だけ。瞬間使用電力は高いので注意を。
とにかく画が拙い・・
ロディだけど
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普通のロゼットのがきく?
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