表具を知ることで、歴史を支える黒子の価値を知る
 本書は、
掛け軸に飾られている本紙と呼ばれる作品を引き立て、
脇役として時には渋く、
時には華麗に着飾る表具について取り上げている。
我々は、
とかく鑑賞目的である本紙に目を奪われがちである。
しかし、
本書を読むことで本紙と表具は表裏一体であり、
我々は無意識のうちに表具を鑑賞していることを知るだろう。

 本書では、
写真をふんだんに使用しつつ、
写真に付け加えられた文章や解説もコンパクトにまとめられている。
そのため、
私のように表具に関心が無い方でも、
次の3つのツボについて自然と好奇心を抱いてしまうであろう。


・壱のツボ:勝ちすぎず 引き立てる
・弐のツボ:裂が生みだす時の味わい
・参のツボ:達人の美意識を味わう

 本書の中で参考になった事柄として、
表具が作品に与える影響が大きいこと、
表具を変えることが以下に大変で勇気ある決断を必要とすること、
表具にも黄金比があること、
の3点が挙げられる。

 まず、
表具が悪ければ作品が浮いてしまったり、
目立たなくなってしまったりすることをカラー写真にて比較することで知った。
文章だけではわからないが、
カラー写真で比較すると私のような素人でも一目瞭然である。
これだけでも、
美の鑑賞眼を磨くことができた。

 次に、
表具を変更することは歴史に対する挑戦であり、
失敗すれば作品である本紙をも破壊するリスクを背負っている。
そのため、
北村謹次郎は慎重の上に慎重を期し、
余程のことがなければ表具を変更しなかった。
また、
北大路魯山人は大胆にも目立つ表具を使用し、
一種の化学反応を起こさせた。

 最後に、
表具にも黄金比があり、
下の一文字を1として倍々ゲームで縦幅が広がることを知った。
詳細は、
本書を手に取り、
御自分の目で確認されると良いだろう。


P.S.
 本書を通じて、
表具の他に小堀遠州の存在と魅力を知った。
名前だけは頭の片隅にあったのだが、
残念ながらどのような人物かは全く知らなかった。
利休の孫弟子ではあるが、
利休とは正反対に明るく開放的な茶室を設計し、
現代でも受け入れられる感性をお持ちであることを知り、
新鮮な気分になってしまった。
表具 (NHK美の壺)

その他の感想

まさにタイトル通り
世界最終戦争
ww
サイズがちょうどいい
偉業
表示されてるサイズよりとても大きいです!
旧宮家の復活は無理筋
生地が厚く防寒性が良い
念願の大き目サイズのベジット
一粒で二度おいしい
何度も途中で破れるので全く使い物になりませんでした。
色名とは、自然界に対してかつて人間が敬意を払っていたことの証し
シャープペン部分の替えはスタイルフィット シャープリフィル 0.5mm M5R-189
シアバター
あたたかい(と思う)
ソプラノ
普通に認識して使えています
中古品!
削ぎ落とされたNicki
写真郵送用に購入
すごく抜けます☆
耐えてきた陽子にも、氷点=凍る温度があった。
本格的! かわいい!!
くろすけ
軽くてとてもいい!
効果がよく分かりません
メーカーの商品力が今後楽しみです。
比較してみました。
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