可も不可もない内容ですが、挟み込みの「設定・接続虎の巻」には呆れます…

第1章は、
ポータブル、
PC、
ネットワークオーディオに分類しての、
価格帯別カタログ本といった感じです。

第2章は、
解説＆ノウハウ編といったことろです。

どちらも、
ハイエンドに偏らず、
むしろ手ごろなところで無難にまとめています。

そんな感じで全体としては可も不可もなくと言ったところです。


１点気になったのが、
挟み込み冊子の「PCオーディオ＆ネットワークオーディオ設定・接続虎の巻」のP.6のネットワークオーディオの接続イメージ図です。

この図の中では、
ネットワークオーディオで音源データを保存するNASやPCとLANの接続が無線LANになっているというあり得ない構成です。

音質にこだわる普通のユーザーなら、
ネットワークオーディオでは音源の保存先のNASやPCは、
LANケーブルで有線接続するのが常識ではないかと思います。

ネットワークオーディオで無線LANの出番は、
リモコン代わりにネットワークプレーヤーを操作するスマホやタブレット端末との接続ぐらいです。

この冊子を企画指揮した方は、
そうした点に気が付かない、
ネットワークオーディオを知らない方ではないかと疑います。

この手の、
誤った情報は以前ネットで見た記憶があり、
詳しくない編集者が誤ったネット情報を基に編集した可能性大です。


この１点で、
他の可も不可もなかった記事まで、
たまたま集めて記事にした情報が無難だっただけで、
企画編集関係者はハイレゾオーディオのことを本当は知らないのではないのかと疑わしくなりました。

実際、
目くじらを立てるほどではないのですが、
Q&Aや用語集の説明でもビミョーな記述もあります。


何か知識を得るというより1,000円のカタログ本として割り切って購入する類の「完全マニュアル」とは言い難いムック（？）です。