江戸時代末期から1990年代頭までの北海道農業を理解するのにぴったりの一冊
本書は、
2006年に北大図書刊行会から岩崎・牛山編『北海道農業の地帯構成と構造変動』が出るまでは、
北海道農業の変化について一番詳細に解説されていた書籍だった。

本書では、
江戸時代末期から1990年代頭までの、
北海道における農業地域の変動、
作付動向の変化等について、
農業地理学的視点から必要充分な量にまとめあげている。


特筆すべきは、
北海道内における稲作の変容に関する記述の厚さである。

江戸時代、
松前藩により北海道(当時は「蝦夷地」)に持ち込まれた稲作は、
耐寒品種の開発等に伴い1932年までにほぼ全道に行き渡ったが、
戦後の減反により渡島、
檜山、
後志、
石狩、
空知、
上川の適作地帯を中心とした作付構造へと変化してきた。

近年の書籍では特に戦後の動向について詳しいものが多く刊行されており、
それらと並行して読むと理解が深められるだろう。

しかし、
北海道での稲作の萌芽から主産地への成長までを描いた書籍を、
私は本書以外に知らない。

また品種についても「ゆきひかり」「きらら397」といった最近の品種までを網羅してその詳細が丹念に描かれているのが類書とは異なる点であろう。


大明堂の倒産により、
いまや新品を買うことは難しくはなったが、
北海道の農業について体系的に、
経時的に理解しようとしたとき、
もっとも推薦できる書籍の一つである。

大明堂の書籍の版を一部引き継いで販売している原書房には、
本書の再刊を是非お願いしたい。
北海道農業地域論

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