保存の必要性を切に感じる全国の産業遺産を網羅 美しい写真と丁寧な解説
二村悟氏の丁寧で詳細な解説も参考になりましたが、
小野吉彦氏の美しい写真が、
産業遺産の美を上手く捉えているように感じました。

本書は全国に散らばっている産業遺産を丹念に追い求め、
その建造物を写真と丁寧な解説で紹介したものです。
全国にある各産業遺産について書かれた解説を読むと日本の近現代史を側面からたどる旅のような趣も感じます。


最近のトピックスとして「富岡製糸場と絹産業遺産(56p)」が世界遺産への登録が決まり、
広く関心を集めている所です。
それ以外に本書で掲載されている様々な産業遺産もまた貴重な文化財だということは本書を読めば理解できることです。


冒頭の口絵の「あたかもアートのような際だつその美しさ」の例えの通りで、
夕暮れのシルエットとして浮かび上がる「清水港テルフォー(95p)」はあたかもオブジェの如くの姿であたりを睥睨していました。

「軍艦島(本文は144p)」の写真のキャプションの「今なお残るたくさんの遺構。
わたしたちには、
それらを次の世代に託す義務がある」と言う言葉の通りです。

東洋のマチュピチュと称えられている「別子銅山関連施設」が14ページの見開きで掲載してありますが、
自然と一体となった建造物の滅びの美とでもいうべき存在は見る者を圧倒するようでした。


「稚内水陸連絡設備防波庇(34p)」の美しさは圧巻でした。
本書の編集は産業遺産にあたる建造物を写真1ページで紹介し、
もう1ページには丁寧な解説で紹介しています。
写真を眺めているだけで、
知らない世界が広がっていきますし、
解説を読むと日本の近現代史を側面からたどる旅のような趣も感じます。
なにより取り上げている建物や構造物の姿の美しさにひかれます。
残すべき価値のあるものなのはすぐに理解できます。


秋田県の小坂にある「小坂鉱山関連施設(42p)」もそうですが、
外観のみならず、
内部の写真も実に美しく、
機能美と同時に明治の設計師と大工の矜持を見た思いです。
豊富な写真によって居ながらにしてその美しさが伝わってきます。
これだけは見ておきたい 日本の産業遺産図鑑

その他の感想

安くて丈夫です。
虚淵特集以外は、平坦な内容☆
戦略のカタログ羅列ではなく、きちんとエッセンス化した良書
出来がよくない
最後の1文に全てが凝縮されています。
がっかり 二度と購入しません
シグマのMC-11に使えました
心を支配できるとは思えませんが、参考になりました。
信頼の品質を実感。
感動作です。
ポスターがよく映える
このiPadの一番の売りはやはりディスプレイ
1本に送料350円取られた
R・J・Bファンの方はガッカリかな?
一般販売最後のDXロックシード
交渉術の基本テキスト
価格の割には使い勝手が良いです。
良い本だが宣伝がはなにつく
クロックス
仕上げが良いです
いいんだけれども・・・
(*^^*)期待以上です。
おすすめ、良い品です。
水周りの修理や補修には必須。
わかりやすく共感できる
私の推しです。
女性にこそ使ってほしい
色数が少ない
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