空海と司馬遼太郎が渾然一体となっている
司馬遼太郎の作品はほとんど読んだつもりでいたが、
『空海の風景』(司馬遼太郎著、
中公文庫、
上・下巻)が未だだったことに気づき、
慌てて手に取った。


そこには、
お馴染みの司馬遼太郎の世界が広がっていた。
それも、
従来の作品よりも徹底された状態の世界が。
司馬は、
「あたりまえのことだが、
私はかれ(空海)を見たことがない。
その人物を見たこともないはるか後世の人間が、
あたかも見たようにして書くなどはできそうにもないし、
結局は、
空海が生存した時代の事情、
その身辺、
その思想などといったものに外光を当ててその起状を浮かびあがらせ、
筆者自身のための風景にしてゆくにつれてあるいは空海という実体に偶会できはしないかと期待した」と言っていたのに、
書き上げたものでは空海と司馬が渾然一体となっているのである。
司馬の前世が空海だったのか、
空海が司馬として生まれ変わったのかというぐらい一体となっている。


司馬を真似て断定的に表現するならば、
空海というのは、
相当に嫌な性格の持ち主である。
少なくとも、
近くにいて楽しい人ではない。
その最大の被害者は、
真面目一方で、
先輩でありながら後輩の空海に謙虚に教えを乞うた最澄であった。
空海の勝手なライヴァル視に遭って、
最澄は本当に気の毒である。
空海の風景〈上〉 (中公文庫)

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