人間が人間でいられるぎりぎりの存在感を描いたピュリッツァー賞受賞作
コーマック・マッカーシーという作家は、
’07年度のアカデミー賞で作品賞をはじめ4部門を受賞した映画≪ノーカントリー≫の原作『血と暴力の国』を読んで初めて知った。

彼は実はアメリカを代表する文芸畑の巨匠で、
『血と暴力の国』のようなクライムノヴェルを書いたこと自体が異例で、
話題になったそうである。


そこで本書であるが、
’07年度のピュリッツァー賞に輝いたベストセラーの、
待望の文庫化である。


舞台は核戦争か異常気象で破滅した近未来。
日が照らない空は分厚い灰色の雲に覆われ、
地上は荒れ果て植物は枯死し動物の姿を見ることはほとんどない。
わずかに生き残った人間は飢え、
無政府状態の中で凄惨な争いを続けている。


そんななかで名も無い父と息子が、
暖かいだろうと思われる南を目指す物語である。
ショッピングカートに荷物を積み、
道々で食料と物資を探しながら・・・。


旅路で襲われたり、
飢餓の恐怖に苛まれたりするスリルはあるものの、
これは派手なパニック小説ではない。
不気味なぐらい静かで穏やかだ。
すでに悲嘆に泣き叫ぶ段階は通り過ぎているのだ。
生と死の境界線のあたりをさまよいながら旅するふたりの姿は、
人間が人間でいられるぎりぎりの存在感で迫ってくる。
それは、
息子があくまでも“純真・純粋”に描かれ、
彼を守る父親にとって息子が“世界”のすべてだからだろう。


本書は、
『血と暴力の国』同様、
「心理描写がほとんどなく、
会話に引用符をつけない」マッカーシー独特の文章といい、
そして本書の「章立て」という区切りのないスタイルといい、
彼ならではの独自の世界が展開された傑作である。
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)

その他の感想

可愛くて、斬新ですね。
ルーズフィットだが、かなり大きめ
普通の人が読むべき本
中也、かっこいい‼︎!
期待していた分残念でした
安っぽいTシャツ。
シャコパンチは面白いが。
先の展開が読めない、フィッシングの戦い
アウトドアーに最適
予備として購入。
小型六法の最高峰と個人的には思います
禁断のHDCPブレイカー? 『グラボの交換で,復活!!』
少し暗めの赤チェックです。
有効期限2015年6月でした
音が出なくなりました。
ストレッチが良い感じ
インフラ部隊のMECE確認用、部隊以外でも全体設計として押さえておくべし
迷うけど白
閉開のバネがキツイ
初心者でもわかりやすい!
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見た目はいいのですが…
少し使いづらい
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手元に置いておきたい一冊です。
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