現在の日本への警鐘として書かれたのか? ポール・ボルカーの苦闘の歴史。
「何が危険かと言えば、
切羽詰まったあげくにわざとインフレを起こすことで実体経済の問題を解決しようとしても、
少々のインフレでは役に立たないとすぐにわかることだ。
(中略)ひとたび政策手段としてインフレを引き起こせば、
それを退治するのは非常に困難となる」ーーーこれは、
ボルカーが2011年9月に新聞の論説面に投稿したもので、
本書の最終章で紹介され、
書評でも取り上げられていたくだりである。

本書を読むと、
ボルカーがたぐいまれな洞察力とゆるぎない判断力で、
権力に抵抗し、
インフレと戦い、
アメリカだけでなく世界を金融危機から守ってくれたことがよくわかる。


インフレを起こして景気をよくするためにと、
異次元といわれるまでの金融緩和を断行している日本。
将来に備えてせっせと預金する多くの庶民にとって、
インフレは恐ろしく、
不安をかき立てる。

訳者は、
あとがきで(2011年に書かれた原作にもかかわらず)「本書を訳しながら、
著者のウイリアム・シルバーは、
現在の日本への警鐘としてこの本を書いたのではないのだろうか、
と何度も感じた」と感想を述べている。

本書では、
ケネディからオバマまで5人の大統領から信頼を得て、
手のつけられなくなったインフレと戦いアメリカと世界に安定をもたらしたボルカーの苦闘とその間の裏話のような史実がわかるだけでなく、
今の日本の金融政策に思いをはせざるを得ない教訓が読み取れる。


FRB議長を退いた後、
リーマンショック後の金融危機でボルカーは再び表舞台に出ることになった。
本書には、
オバマ大統領が命名したボルカー・ルールが成立するまでのいきさつが詳しく書かれている。
ボルカーは、
銀行が危険な投機に走った挙げ句に破綻しても、
巨大すぎてつぶせないという理由で国民の税金を使って救済するのはおかしい_と考え、
銀行規制ルールを成立させるために粘り強い働きを見せた。


世界中から厚い信頼を得たボルカー。
私生活は質素そのもので、
妻のバーバラは家計のためにパートで働き、
ボルカー自身は私利を考えることはなく、
安い葉巻をくゆらして公僕として働くことに喜びを感じていた。
伝説のFRB議長 ボルカー

その他の感想

1巻だけですが充実してました。
就職してからの勉強に使える
水耕栽培には欠かせない濃度測定必需品
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一周回って改めて日本を観察できる
間違いない。
カメラとしての性能進化と、買いやすい価格に満足
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お気に入りの
ホースが長すぎる
アニメ デート・ア・ライブII 完結!
鮎川信夫
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2P用に購入したい
塩気が強すぎるし、サイズも小さいし値段も高い
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