『理系』人間の観察と言うより身近な科学の解説.
本書のタイトルから類推するのは、
恐らく『理系』人間やいわゆる理系女子と呼ばれる人達の生活行動の観察と思われるが、
そのような一面的・外見的行動パターンやイメージの考察に留まらず、
これらをトピックの端緒として、
実質的には身近な科学的エッセンスを抽出し平易に解説するというものと言って良い。
このページの上にある「商品の説明」にも、
「理系の人なら身に覚えのある(そして文系の人は不可解な顔をする)『あるある』な行動や習性を蒐集し、
その背後の科学的論理をやさしく解説」とあることからも頷けよう。
従って右(あるいはタイトル)に言う「理系の人」の「あるあるな行動」の当否ないし真偽を論ずるのが趣旨ではなくて、
当該行動・傾向・イメージの真偽に関わらず、
そこから導かれる科学ネタを主要トピックとするものと言えよう。


本書で取り扱うトピックは、
前示「商品の説明」に幾つか示されているが、
トピックとされるテクニカル・タームに構える必要はなく、
丁寧平易な解説があるので難解な数式や定理などは殆ど不要である。
せいぜい累乗や平方根程度なので、
恐らく読者は選ばないだろうと思う。
構成・内容は、
(1)数学あるあるーー4桁数字から10を演算するクイズ、
円周率の解き方、
ポアソンゆらぎ(統計確率の意義)、
3シグマの意義ほか、
(2)実験室あるあるーー抵抗器のカラーコード、
ハンダの組成(凝固点降下と結晶の分離)、
液体窒素(フリーズドライ)、
実験室での放射線と被曝ほか、
(3)日常生活あるあるーー地震波と速度、
花火(炎色反応)、
元素周期表、
ドップラー効果、
パスタ料理と塩(沸点上昇とベッセル関数)、
疑似科学(マイナスイオンの意義)ほか、
(4)天文あるあるーー日食・月食の規則性、
電磁波を観測する天文学、
新しい天文学の方向(ニュートリノ、
重力波、
ダークマター)、
ハッブル定数と誤差ほか、
(5)誤解あるあるーー理科系研究者が見られがちな世間の様々な評価など、
そして「番外編」として、
理系研究者の失敗、
エピソードなどの笑える「ショート・ショート」、
の以上5章プラス番外編からなる。
理系あるある (幻冬舎新書)

その他の感想

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