関係が病む
まず冒頭で指摘したいのは、
斉藤環の文章のうまさ。

別にそれは、
レトリックなどによるごまかしが本書にはあるということが言いたいわけではなく、
読ませるのが上手いと思う。
さすが十冊以上の著作を出版しているだけあって、
200p以上の少々込み入った内容でもわかりやすく、
すらすら読めてしまう。

(※ちなみに星の評価は文章のうまさではなく内容に対するものです。


本書サブタイトル、
「成熟はいかにして可能か」はあとがきで筆者が明らかにしているとおり反語である。
本書が扱うのは成熟が不可能になったわれわれの時代(=ポストモダン)という永遠に続く思春期(=成熟前夜)になって顕在化し始めたネット社会、
DV、
摂食障害、
不登校、
ひきこもりという現象と、
それらともっとも近い距離にある「若者」である。


それら、
なかなか答えを見出し得ない難問に対して筆者の引く補助線は「病因論的ドライブ」(ここら辺の命名センスはサブカルに対する知見の広い筆者らしい)。
不登校もひきこもりも、
本人自体が他の人とは違う性質をもっているということは稀で、
普段はいたって普通の人が多いという。
筆者によると不登校やひきこもりというのは、
そのように当人自身が何か本質的な問題を抱えているというよりも、
社会との、
あるいは家族との接続に原因がある、
間主観的な問題なのである。
言うならば、
病むのは脳でも精神でもない、
人間関係である。

一度発生したそれらの接続ミスは、
本人に過度なプレッシャーを与え、
ますます追い詰めていくという悪循環を形成する。
それが「病因論的ドライブ」なのだ。


本書が述べているとおり、
ラカンは「すべての人間は神経症である」といった。

裏を返せば、
我々の誰もがその悪循環に陥ってしまう可能性を有しているということなのかもしれない。


『人身御供論』で大塚英志は、
通過儀礼なきあとの成熟をマンガと関連付けて論じた。

本書もポストモダン以降の「未成熟という問題」に密接する一冊。
思春期ポストモダン―成熟はいかにして可能か (幻冬舎新書)

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