これぞ埋もれてはならない名著!!
本の題名から僕が思い浮かべたのは、
かれこれ10年ほど前に、
都市経済学をポピュラーの土俵に押し上げ一斉を風靡したリチャード・フロリダ氏だ。
最近は近未来予想の著作が目立つ高城剛氏も敬愛していると聞いたことがある。
がしかし、
僕と同様の連想をし本書を目を留めた方がいたら忠告したいのは、
この本はそれとは根本的に毛色が異なるということ。
むしろフロリダ氏と同類を挙げるとしたらダニエル・ピンク氏が適役だから。

さて、
実はこの本のなかでもフロリダ氏について触れられているくだりがあり、
著者のモレッティ氏曰く『ものごとの原因と結果を混同してはならない』(P250)『魅力的な町というだけでは、
地域経済を支えられない。
結局、
必要なのは、
雇用を創出することだ』(P254)と名指しで否定。
アーティストやクリエイターを惹き付けるクールな都市として知られるベルリンのここ20年を例にとりながら、
数ページ割いてフロリダ理論の反証を試みているくらいだ。


では、
この一冊はいかなるものか。
それは『イノベーション』と『ローカル化』と『経済発展』の相乗効果を徹底して語ってくれている秀作だと僕は感じた。
技術革新なくしては常に時代の先端を行く変化を遂げ続けることはできない。
止まれば必ず衰退を招くと。
そして、
アイデアや発明が起きるのは決まって、
直接交わす対話からの偶然や、
満足な人的資本の獲得による、
狭い地域内の触れ合いからなのだと。

また、
現在のシリコンバレーがなぜこれほどまでに一人勝ちし、
今後もそうそう衰退しそうにないかも、
極めて論理的に解説してくれている。
そして現在のアメリカがなぜここに至ってもITと先端科学を牽引し、
途切れることなく超一流の知性やサービスを生み出し続けられているのかも非常に的確に裏付けてくれている。


『冗長だ』や『薄っぺら』を書評ではよくマイナスのそれとして見かける。
それらを向こうに回し、
この本のなんと『超簡潔』にして『濃厚』なことか。
すべてのビジネス書ファンに、
確信を持ってここにお勧めする。
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年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学

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