「本の編集」ではなく、「本棚の編集」とはどういうことか
『本の声を聴け――ブックディレクター幅允孝の仕事』(高瀬 毅著、
文藝春秋)で、
「本を編集」するのではなく、
「本棚を編集」するブックディレクターという仕事が存在することを知った。


本書は、
「彼が本を並べると、
本棚が輝き始める」といわれるブックディレクター・幅允孝(はば・よしたか)の仕事の実例集である。
彼が書棚作りを手がける場所は、
病院、
美容室、
銀行、
大学生協、
レストラン、
ブックカフェ、
書店、
スポーツショップ、
研修所、
空港、
雑貨店、
美術館、
家具店、
会社のエントランス、
デパートなどと、
実に多岐に亘っている。


「ブックディレクターは、
本についての知識があるだけでは務まらない。
無限といってもいい膨大な量の本の中から、
依頼されたテーマ、
独自に考えたコンセプトに沿って選ぶ『選書の力』と、
並び替える『編集する力』、
本棚全体を通して何かを『表現する力』が必要だ。
デザインする能力や、
アートに関しての感性までも求められる、
いままでありそうでなかった仕事なのである」。


「本を読むという行為は、
効率を求めることや、
目的だけを求めることとは違うからだ。
もっと無目的なことだったり、
一円の得にならなくとも、
面白いから読むのである。
それはこれが欲しいから買ったというような、
ネットによる一点買いとは違う心の作用だ。
なんとなく本屋に入り、
何を買うか目的もなく棚を眺めているうちに、
自分では予想もしなかった本やタイトルに出会い、
自分の内側に眠っていた好奇心や、
冒険心が刺激される。
そのときに手が伸びた本がその人にとって『ふさわしい』本だと幅は考える」。
全く同感である。


「『ただ単に本を選び、
本棚に並べていくのではなく、
<その一冊>が最も輝くように棚を演出し、
POPやサイン(標識・看板)計画など、
視覚のコミュニケーションの領域まで考慮して本を置いていかないと誰も手に取ってくれない』と幅は言う」。
本の声を聴け―ブックディレクター幅允孝の仕事

その他の感想

一巻みてひきこまれてしまったら、残りは纏めて購入をお勧めします。
奇抜な構成、優れたビジネス書
パッケージと良い意味で違いすぎる
履歴書の新星。
うっかりミス防止
きれいなブルーカラーでした
適度なツヤが出てイイ感じ。
両サイドが長い毛
足の甲が幅広には最適
今年一番のアルバム!
甥や姪にもプレゼント!
毛玉取りの「匠の技」に出合う。
ハナコ の京都
オリジナルエピソードも
蕎麦屋の暖簾の向こう
汎用単焦点レンズ
ペンの保護には最適
海外からの発送で、
着心地抜群
デコマスそのもの
購入して良かった。
値段的には十分
ピュア…なのかな
もしも私が利休を招いたら……
価格の割には使いにくい
リコーカレンダー
スライド式への前段階としておすすめ
この夏の主役です。
めっちゃうまい麩
音質的には勧められませんが、でも(笑)
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