イシグロがクエスト・ロマンスを書いた!
10年ぶり、
待望久しい、
イシグロの長編小説。

発売と同時に読みふけった。

読了したとき、
これまでのイシグロ作品の場合と同様に、
めまいを感じ、
深い寂寥に包み込まれた。


読み始めると、
ページを繰るのがもどかしい。


The Remains of the Day (1989)、
When We Were Orphans (2000)と、
「戦争の世紀」の歴史を飽くことなく描いてきたイシグロは、
Never Let Me Go (2005)で、
「改変歴史ものSF」alternative historyというジャンルに踏み込んだ。

この後、
いったいどこへ行くのか? もう行くところがないじゃないか。

その答えは、
はるかなる過去のブリテン(まだイングランドになっていない)だった。


侵入・定住したしたサクソン人と原住民ブリトン人の間につかの間の平和が保たれている時代というのだから、
歴史的には5世紀から6世紀頃という設定だろうか。

そこは悪鬼(ogre)やらドラゴンやらが跳梁するというファンタジーの世界である。
サクソンの強靱な戦士、
怪しげな修道僧、
さらにはアーサー王の円卓の騎士までが登場してくる。

地下のダンジョンでの魔物との闘い、
日本の剣豪小説を思わせるような、
一刹那の剣戟が生死を分ける緊迫した決闘、
燃えさかる尖塔からの決死の脱出、
等々。


息もつかせない面白さ?
その通りだが、
いわゆるヒロイック・ファンタジーの面白さとはちょっと、
いや、
だいぶ違う。


主人公はアクスルAxlとビアトリスBeatriceという年老いたブリトン人のカップル。

この二人が「息子が住む村」に向けて旅をする。

旅の中で、
失われていた記憶が徐々によみがえってくる。

一見無力で無害そうなこの老夫婦には何か隠された暗い過去、
本人たちが忘れてしまっている過去があるらしい。

読者にページを繰らせていく駆動力は、
これまでのイシグロ作品に共通してあった「記憶の謎、
語りの謎」なのだ。

二人の冒険の旅は、
過去の悲劇を、
巨大な戦争の影を次第次第に明らかにしていく。
The Buried Giant: A novel

その他の感想

取り付け簡単。ビアンキ ミニベロに搭載可能。
Wii版だけは酷い出来
チェーンのできはなかなか、但し止め金具は値段なり!!
高級感はあるが、部屋とAV機器によるオプション
はーかわいい
送付期間が1週間くらいかかったかも
中途半端な印象を受けた
ズボラな私にぴったりです
本当に3分にした方がいい。
飾りもの?
ベルクロより便利
天国はまだかあああああ
切り替えボタンが ガチャンっ感じです
場所をとるけど…
入門の入門
絶対購入します。
半年で10kgやせました!
7か月の娘に☆
表紙は素晴らしい
長く遊べる
なつかしい曲を楽しんでいます。
振動対策が必要
腕がきつい!
絵本のような可愛い写真集
渡邉芳美
非常によかったです!
期待していた程の内容ではなかった…。
かつてないコミカルな北朝鮮関連本
EF 50/1.2Lに使ってます。
堅固!
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