表現の現場にある内面的障壁を見据えた良書

これ、
本人がレクチャーしてる映像がありますが、
私はそれの収録現場にも居合わせました。
その時は通訳なしだったから半分くらいしか追いつけませんでしたが、
本でじっくり読むと実に面白いです。
まぁ、
つまるところは平常心、
みたいなところに落としどころがあるのですが、
演奏の現場で例えば間違うことを恐れる、
みたいな部分が心の片隅にあると、
結局それが自己の表現をスポイルしてしまうので、
いかにそうしたネガティブな心理的要因から自分を解放してあげるか、
ということについての様々な考察があります。
これは音楽を主題にした話ですが、
こうした心の持ち方を養うというのはビジネスにでも何にでも共通するものです。
技術や技能だけでない「何か」とは何か、
というのを是非この本を読んで考えて欲しいなぁ、
と考えます。
良い本です。